2022年に読んだ本全部を紹介する【全102冊】

本の紹介

2022年に私が読んだ本をリアルタイムで更新します。

実際に読んだ本の紹介・感想を載せていますので、気になる本がありましたらぜひ手に取ってみてください。

最後までご覧いただきたいのが本音ですが、紹介する量が量なので、下にある”目次”を開いていただき気になる本のところに飛んでいただけたらと思います。

こんなに大量に見てらんないよ。。

おすすめの本だけでいいから知りたいよ~

そんな声にお応えして書いた記事もありますので、良かったらこちらも併せてご覧ください↓

では早速紹介していきます。

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2022年に読んだ本

影響力の武器/ロバート・B・チャルディーニ

概要

社会で騙されたり丸め込まれたりしないために、私たちはどう身を守れば良いのか? ずるい相手が仕掛けてくる“弱味を突く戦略”の神髄をユーモラスに描いた、世界でロングセラーを続ける社会心理学の名著。待望の第三版は新訳でより一層読みやすくなった。

ひとこと感想

本要約動画で初めて存在を知った時に衝撃を受けて思わず購入をした本です。分厚い本ですが時間をかけてようやく読み終わりました。人間の心理や行動に迫った内容で、様々な事例とともに描かれていて想像しながら「なるほどな」と思いながら読むことができます。後半の方は疲れてきてしまってななめ読みになってしまいました。それでも十分に面白い本でした。

印象に残った部分

社会的証明の原理。特定の状況で、ある行動を遂行する人が多いほど、人はそれが正しい行動だと判断します。他のみんながやっているなら、それは適切な行動だとみなす態度は、通常の場合はうまく機能します。一般に、社会的証拠に合致した行動をする方が、それと反対の行動をとるよりも、間違いを犯すことが少ないはずです。

※本書より引用

武器になる哲学/山口周

概要

この本は、ビジネスマンのための「哲学の使い方」をまとめた1冊です。哲学というと、これまでは「実世界では使えない教養」と捉えられてきましたが、それは誤解です。実際は、ビジネスマンが、「クリティカルシンキング」つまり現状のシステムへの批判精神を持つために、とても重要な示唆をくれる学問です。

ひとこと感想

哲学という小難しいジャンルを一つ一つ丁寧に解説されていて最後まで楽しく読むことができました。この本を楽しく読めるか否かで哲学に対する体制を測ることができるかなとも思いました。哲学を正しく理解しておく、認知しておくことで、今後の人生が大きく変わるということを学びました。

印象に残った部分

哲学を学ぶことの最大の効用は、「今、目の前で何が起きているのか」を深く洞察するためのヒントを数多く手に入れることができるということです。

※本書より引用

もしも悩みがなかったら/水野敬也

概要

マンガでもなく、絵本でもない、新感覚の名作。気持ちよく軽快に読めてしまうのですが、一度読んだら、何度も読み返したくなる「深み」を感じていただけると思います。いつも悩みがつきない。人生の行き詰まりだ。心がささくれている。そんなふうに感じているあなたに、ぜひ読んでほしい作品。

ひとこと感想

水野敬也さんと鉄拳さんのコラボ作品は本当にハズレがないです。今回は「悩み」をテーマにした作品で、そう来たかという設定でした。そしてしっかりと泣かされます。数分で読めて気づいたら泣いている。水野さんの文才に鉄拳さんのイラストが組み合わさったら涙腺ウルウルになります。「悩み」は悪いものじゃない。そう思わせてくれる一冊です。

印象に残った部分

身体が木津ついても「痛み」がなければ、体はどんどん悪くなってしまうように、もし自分が望んでいない状況になったとしても、「悩み」がなければ、ずっとその場所にとどまってしまいます。「悩み」があるからこそ、人はそこから抜け出そうとして努力を始めるのです。悩みはそうやって、人を成長させているんです。

※本書より引用

読書を仕事につなげる技術/山口周

概要

著者は電通からBCGに転職する際、経営学を独学するため1000冊以上の本を読破。「戦略読書マップ」をつくり上げた。その体験をもとに、完全独学可能、かつ必ず成果に結びつける技術を伝授する。超お得な1冊!

ひとこと感想

読書を仕事に活かすにはどうしたらよいかが書かれている本。駄々読書を楽しみたい人には必要のない話かもしれないですが、仕事に活かしたいと思っている人にとってはとても役に立つ内容だと思いました。やはり読書は「読んだ後」が重要だとのこと。いろんなジャンルを手に取ってみたいと思いました。

印象に残った部分

本には「ジャストミートする時期」というものがあります。本が面白いと思えるかどうかは、自分が置かれている文脈、精神的な状態、抱えている問題、保有しているスキルや知識によって変わってきます。

※本書より引用

1日5分の分析から月13万円を稼ぐExcel株投資/森口亮

概要

なぜなら、「1日5分」の分析でOKだから。「3日坊主」もハダシで逃げ出す「ノン労力」っぷり。Excelオンチでも、まったく問題なし。極端な勉強ギライで、高卒・元美容師の著者でも、3年で元手を10倍(315万→3270万)に増やしたこの手法。まずは、月13万円くらいを「副業」でユルっと稼いでみませんか?その再現性の高さ、身震い必至。全出し、モロ出し、おっぴろげ。ココまで出して委員会?大人気・投資系YouTuberの手法を「全公開」した初著書、ついに解禁!入門・再入門に最適。「初心者」を「中~上級者」に変える1冊。

ひとこと感想

エクセルで株を管理して利益を取っていくとはどのような手法なのか気になって読んでみました。将来有望株をリストアップして置いてくるタイミングで買う。いろいろな方の成功法を知っておくことで自分に合ったパターンを見つけていきたいなと思いました。

印象に残った部分

損切りは絶対、必要!そう肝に銘じてください。きちんと損切りできれば、またチャンスは必ず巡ってきます。損失を抱えた株を塩漬けしたまま長期間、保有しているのは大いなる機会損失。人生の無駄といっても過言ではないので、ぜひ損切りできる人間になってください。

※本書より引用

多様性の科学/マシュー・サイド

概要

なぜ一部の組織や社会はほかに比べて革新的なのか?
経済をさらに大きく繁栄させるには、多様性をどう生かせばいいのか?
致命的な失敗を未然に見つけ、生産性を高める組織改革の全てがここにある

ひとこと感想

名著「失敗の科学」の続編であるこの本を読んでみました。多様性が大事だとは言われるが、それがなぜ大事なのか?そこを科学していく一冊です。多様性が失われると怒ってしまう悲劇だったり、多様性があったからこそ私たちヒトが進化していった話だったりと興味をそそる話が盛りだくさんです。

印象に残った部分

一筋縄ではいかない問題を解決しようとする際には、正しい考え方ばかりではなく「違う」考え方をする人々と協力し合うことが欠かせない。複雑の物事を考える時は、一歩後ろに下がって、それまでとは違う新たな視点からものを見る必要がある。

※本書より引用

ボクはやっと認知症のことがわかった/長谷川和夫

概要

認知症の権威が認知症になって、ようやくわかったことがある。認知症の人が見ている世界、認知症の歴史、超高齢化社会を迎える日本の選択など、この1冊でわかる認知症のすべて。

ひとこと感想

認知症の専門医が認知症になったからこそ伝えられる内容が深く心に刺さりました。認知症になって物事を忘れるようになっても喜怒哀楽の感情が失われることはない、いつまでも感情は宿っているんだよという話が印象的でした。認知症が治る病にやってほしいなと願うばかりです。

印象に残った部分

「おじいちゃん、私たちのことを分からなくなったみたいだけど、私たちはおじいちゃんのことを良く知っているから大丈夫。心配いらないよ」

※本書より引用

お金の流れでわかる世界の歴史/大村大次郎

概要

「ローマ帝国は“脱税”で滅んだ」「ナポレオンは“金融破綻”で敗れた」お金の流れを読むだけで、歴史はよくわかる、さらに面白く見えてくる!「お金」「経済」「権力」の5000年の動きを徹底的に追跡調査!

ひとこと感想

歴史自体を学ぶのはあまり得意ではないのですが、お金の話とともに学んでいくのは楽しいと感じました。どの時代でも覇権を取っていたのは金銭的に豊かな地域であったということが分かり、その観点からなら歴史を学ぶのも楽しいのかもと思えた本です。

印象に残った部分

歴史というのは、政治、戦争などを中心に語られがちだ。「誰が世間を握り、誰が戦争で勝利したのか」という具体に。だが、本当に歴史を動かしているのは、政治や戦争ではない。お金、経済なのである。お金をうまく集め、適正に分配できるものが政治力を持つ、そして、戦争に勝つ者は、必ず経済の裏付けがある。

※本書より引用

世界一わかりやすいエレキギターの教科書/かずき

概要

ギターは楽しく弾けてこそ! ビギナー向けに基本プレイをわかりやすく解説する、YouTubeの人気チャンネル「かずきのギターチャンネル」から生まれた教則本。視聴者から「わかりやすい」と評判の、かずき流の練習法を完全網羅した一冊だ。練習中につまづきやすいポイントを中心に、ビギナーに寄り添った丁寧な解説だから、ギターを買ったその日から弾けてしまう! レベル0からレベル3まで、習熟度にあわせて細かく学べる完全保存版!

ひとこと感想

ギターに関する本を初めて読んでみましたが、趣味程度にやっているだけあって書いている内容を楽しく読むことができました。でも技術を習得するために読むとするのなら、やはり活字よりもYouTubeのような動画媒体の方が学びのスピードは早いのかなとも思いました。

印象に残った部分

ギターの練習を続けるには、初心を忘れないことも大切です。「あの曲が弾けるようになりたい!かっこよっくギターをジャーンと鳴らせるようになりたい」という、今の自分の気持ちを忘れないでください。

※本書より引用

「全自動」であらゆる願いが叶う方法/YOKO

概要

人生って「自動的」に変わること、知ってました?あなたはただ、そのスイッチを入れればいい。そのスイッチの「一番簡単な入れ方」をお教えします。たとえ、あなたが自分のことが嫌いでもネガティブでも、そんなことは関係なく、スイッチを入れさえすれば誰でもどんどん人生が変わっていきます。カギになるのは、潜在意識。

ひとこと感想

考え方を変えていけば人生は好転していく。顕在意識より潜在意識の占める割合の方が多いのだからそっちの割合(本書ではSENくんと呼ばれていた)を高めていけば願いが叶うという話には、「なるほどな」と思いました。やればできる論に通じるところがあって面白かったです。

印象に残った部分

潜在意識にどんな色眼鏡が入っているかで人生が決まる、といっても過言ではありません。思いこみの色メガネを自分の望むものに変えていくことは、人生において最も優先してほしいくらい重要なことなんです。

※本書より引用

人は聞き方が9割/永松茂久

概要

「聞き上手」がうまくいく!「聞くのが苦手」「人の話を聞く時間が苦痛だ」という人は多いものです。でも、ちょっぴり「聞き方のコツ」を押さえるだけで、聞くのが楽しくなり、コミュニケーションがうまくいくようになり、まわりから好かれるようになります。「聞き上手」になれば、自分も相手も安心できる空間をつくることができ、人と話すことがラクになり、人間関係も、人生も、全部がよりよい方向に動き出します!

ひとこと感想

「人は話し方が9割」の続編。話し方よりも聞き方が大事であると言われる一方、人は誰もが自分の話をしたくなる生き物というのも事実である。その中で人の話を傾聴できることは一つのスキルであり、これを周するとあらゆる場面で有利になれるのだなと思いました。そうだよなぁと思いながら読み進められる良書です。おすすめの一冊。

印象に残った部分

どんなに間違ったとしても、温かく周りが聞いてくれる、という確固たる安心感を持つと、どんな人でも話せるようになる。

※本書より引用

脳のバグらせ方/世良サトシ

概要

「好きな人に好かれたい」男女問わず、好きな人がいたら誰もが一度は思ったことがあるはずです。一般的に言われている恋愛テクニックは、独自経験や心理学のみを元にしているものが多く、その信憑性や効果に物足りなさを感じたことはありませんか?本書では脳の機能の観点から確実に効果がある「他人を惹きつける手法」をYouTubeやTikTokで人気の世良サトシがていねいに解説。

ひとこと感想

主に恋愛学的な話が展開されていく本です。恋愛にテクニックは必要か?ここにはいろんな意見があるかと思いますが、脳の仕組みを利用して相手の潜在意識の中に忍び込むというのは一理あるなと思いました。でも所詮小手先のテクニックなのかなとも思ったりしました。

印象に残った部分

意志をつかさどる顕在意識と、「なんとなく」をつかさどる潜在意識の割合は、一説には1:9、または3:97などと言われています。あなたの行動のほとんどはあなたが考えて決めているのではなく、あなたの中の「なんとなく」が決定しているということが分かります。

※本書より引用

成長マインドセット/吉田行宏

概要

「成長って何だっけ?」「なぜ、成長できないんだろう?」そんな悩みを抱えている人も多いはず。本当の意味での「成長」とは小手先のテクニカルなスキルを習得するだけでなく、本質や原理原則を理解することが必要である。本書では50枚の図とわかりやすいケーススタディを用いて、成長の本質や原理原則をわかりやすく解説し、「成長とは何か」ということを読み進めながら体感することができる。

ひとこと感想

成長とは何なのか?ここを一歩立ち止まって考えてみよう、そんな一冊でした。物語形式で展開されていき、その都度出てくるワークを一緒に説きながら読み進めていく流れになっています。成長するには心のブレーキを認識、そして外してあげることが大事。

印象に残った部分

何か行動をするときや、意思決定をするときには最も良いと思うものを選択する。でも、選択した後は完全に自分の元から離れて、結果は選択できないものだと思う。最初は結果と子魚津を切り離して考えるのはとても難しいのですが、この考え方ができるようになると、本当に迷いや悩みが減少します。

※本書より引用

メタバースの歩き方と創り方/佐藤航陽

概要

インターネット以来の大革命。メタバースとは「神」の民主化だ。メタバース、web3、NFT、AI、宇宙開発…「新しい世界」を私たちはどう生きるか!メタバース事業の最先端をいく起業家が全てを書き尽くした決定版。産業革命、インターネット、そしてメタバース。人類はいよいよ最終局面を迎える。

ひとこと感想

昨今何かと話題の「メタバース」。新たなイノベーションが生まれる過程には段階があり、メタバースはまだ初期段階である。それでもいずれは仮想空間などのSFのような世界が当たり前になるのだという話がとてもワクワクしました。バーチャル空間、今後が楽しみになる本です。

印象に残った部分

テクノロジーには、時を経ると人間を教育し始めるという性質が備わっています。新しいテクノロジーが社会に普及してしばらくたつと、今度は人間がテクノロジーに合わせて生活スタイルを変えていくようになります。

※本書より引用

ノンデザイナーズ・デザインブック/Robin Williams

概要

デザインの「4つの基本原則」。これを知るだけで、あなたのデザインはずっとぐっと、良くなります。プロではなくても、読みやすいデザイン、伝わるプレゼン資料、わかりやすいレイアウトを作りたい。そんなあなたのための、デザインの基本書です。

ひとこと感想

デザインについての本、というよりほぼ「教科書」のような読みごたえがありました。デザイナー関連の仕事ではない人でも、日常で使うパワーポイントなどで役に立つ内容が盛りだくさんでした。各省の終わりにワークが備えられているのですが、それをやりながら読み進めればこの本の価値はより一層上がるなと思いました。デザインを学ぶ価値はあります。

印象に残った部分

この本がデザイン学校の4年間の代わりになる、と言うつもりはありません。また、この小さな本を読めば、自動的に優れたデザイナーになれる、と言うつもりもありません。しかし、あなたがページを見る目は確実に変わるでしょう。この本の基本原則に従えば、あなたの作品が、もっとプロらしく、組織化され、一体化され、おもしろくなることを保証します。

※本書より引用

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか/中島聡

概要

多忙を極め、納期遅れが蔓延するプログラマーの世界で、中島氏は「一度も納期に遅れたことがない男」として活躍。なぜ締め切りを守りつつ、世界を変える発明ができたのか?この思考を知れば、きっと「楽しい仕事」でいっぱいの未来が訪れます。

ひとこと感想

働いているすべての人に読んでみてもらいたい一冊。仕事が遅いのはその人の能力のせいか?いや違う。働き方が下手なだけだ。最初の2割をスタートダッシュで決めることができればあなたの仕事は終わる。読んだ後にすぐ行動に落とし込める、実用的な一冊だと思います。面白かったです。

印象に残った部分

これは覚えておいてほしいのですが、すべての仕事は必ずやり直しになります。最初の狙い通りに行く方がまれなのです。

※本書より引用

ケーキの切れない非行少年たち/宮口幸治

概要

児童精神科医である筆者は、多くの非行少年たちと出会う中で、「反省以前の子ども」が沢山いるという事実に気づく。少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いたが、問題の根深さは普通の学校でも同じなのだ。人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、困っている彼らを学校・社会生活で困らないように導く超実践的なメソッドを公開する。

ひとこと感想

非行を行ってしまう少年たちは「反省させる以前の問題を抱えていた」ということがよく分かりました。認知機能などが弱かったり様々な要因がある中で家庭や学校、社会でも居場所をなくして非行をしてしまう。犯罪は「仕方がない」では片づけられない問題ですが、社会全体としてできることはまだまだたくさんあるのだなと感じさせられました。加害者が加害者を生む。印象に残った言葉です。

印象に残った部分

目標が立てられないと人は努力しなくなります。努力しないとどうなるでしょうか。二つ困ったことが生じます。一つは、努力しないと成功体験や達成感が得られないため、いつまでも自信が持てず、自己評価が低い状態から抜け出せないことです。もう一つは、努力しないと”他人の努力が理解できない”ことです。

※本書より引用

イシューからはじめよ/安宅和人

概要

「イシュー」とは、「2つ以上の集団の間で決着のついていない問題」であり「根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題」の両方の条件を満たすもの。あなたが「問題だ」と思っていることは、そのほとんどが、「いま、この局面でケリをつけるべき問題=イシュー」ではない。本当に価値のある仕事をしたいなら、本当に世の中に変化を興したいなら、この「イシュー」を見極めることが最初のステップになる。

ひとこと感想

問題が目の前にある時、普通はイシュー(問題の答え)を出そうとするが、まずはイシューから考えよという、”考え方そのもの”を考えさせられる一冊でした。イシューイシューとたくさん出てきて頭がこんがらがるかもしれないですが、ぜひ自分の手に取って読んでみてほしいビジネス書です。

印象に残った部分

世の中にある「問題かもしれない」と言われている事のほとんどは、実はビジネス・研究上で本当に取り組む必要のある問題ではない。世の中で「問題かもしれない」と言われている事の総数を100とすれば、今、この局面で本当に白黒をはっきりさせるべき問題はせいぜい2つか3つくらいだ。

※本書より引用

北欧こじらせ日記/chika

概要

北欧好きをこじらせた会社員が、寄り道だらけの人生で見つけた、自分だけの夢の道。それはまさかの…フィンランドで、寿司職人?「あの日フィンランドに出会っていなかったら、きっと私の人生は、全然別のものになっていたと思う」北欧の魅力にとりつかれ、通うこと12年。移住のために、会社員生活のかたわら寿司職人の修業を開始。モットーは「とりあえずやってみる」。そんなこじらせライフを、全編書下ろしのコミックエッセイにまとめました。

ひとこと感想

読んだら間違いなくフィンランドに行きたくなる一冊。ほのぼのとしたイラストや写真とともにフィンランドでのエピソードや魅力がたくさん書いてあり読んでいてとても楽しい気分になれました。いつかフィンランドに行ってみたいなと思わせてくれます。あとシナモンロールも食べたくなります、ぜひ読んでみて。

印象に残った部分

フィンランドとの出会いも、そんな一目惚れから始まった。憧れのようでもあり、どこか懐かしい。なぜか、初めて会った気がしない。知るたびに「分かる!そうなんだよね!」と手を取り合いたくなる日もあれば、「そんな考え方があるなんて、今まで知らなかった」と、新しい世界の見方を教わる日もある。フィンランドに出会ったことで学んだ大切なこと!自分の旅も、暮らしも、人生も、誰かのモノサシではなく自分らしく決めていい。”

※本書より引用

画図百鬼夜行全画集/鳥山石燕

概要

かまいたち、火車、姑獲鳥(うぶめ)、ぬらりひょん。あふれる想像力と類まれなる画力で、さまざまな妖怪の姿を伝えた江戸の絵師・鳥山石燕。その妖怪画集全点を、コンパクトに収録した必見の一冊!

ひとこと感想

妖怪のイラストがてんこ盛りの本、いやもはや図鑑みたいな感じの一冊でした。ゲゲゲの鬼太郎とか日本昔話とかで見たような妖怪たちがたくさん載っていてとても面白かったです。それにしても昔の人の想像力、創造力は豊かだなあと感心しながら読みました。

印象に残った部分

※図鑑テイストだったため該当なし。

※本書より引用

目からウロコのコーチング/播摩早苗

概要

コーチング入門書の決定版!多くの管理者を甦らせてきた著者が、部下の「心に届く」実践的コーチング術を紹介する。

ひとこと感想

コーチングとは何か?がこまごまと書かれた一冊。参考になるところはたくさんありましたが、自分がいざコーチング(指導)をする上の立場になってから改めて読んでみたいなと思いました。現在すでに上の立場(管理職など)の方にぜひ読んでほしい一冊です。グサグサと刺さるはず。

印象に残った部分

「承認してほしい」という欲求の源にあるのは「存在の承認」です。「存在」を「褒めて」欲しいのではなく、「存在」を「認めて」欲しいのです。

※本書より引用

奇跡の経済教室【基礎知識編】/中野剛志

概要

読むと経済学者・官僚が困る本ナンバー1。平成の過ちを繰り返さないために!知っていますか?税金のこと、お金のこと。経済常識が180度変わる衝撃!

ひとこと感想

タイトルにもあるが、読んでいて目からウロコがぽろぽろ落ちていった一冊。経済の専門家や国が発言している経済政策は根本的に間違っており、日本がデフレを脱却するためには、これまでやってきたことと正反対のことをしなくてはならないという主張が本当に目からウロコでとても面白かった。財政赤字は良いものである。増税は財源確保にはならない、逆効果だ。

印象に残った部分

平成の日本経済が成長しなくなった最大の理由は、デフレである。デフレとは、物価が下がり続ける=貨幣の価値が上がり続ける状態である。貨幣の価値が上がり続ける状態では、誰も支出をしたがらないので、経済は成長しなくなる。経済成長には、マイルドなインフレ(貨幣の価値が下がり続ける状態)が必要である。

※本書より引用

これからの生き方。/北野唯我

概要

人は「生き方」だけは嘘がつけない。20万部突破の「転職の思考法」では書けなかった“本質”とは。今のままの働き方、今の会社、今の仕事でいいのか。自分がどう生きるべきか迷ったら必読の一冊!コロナ禍で気がつかされた自分の働き方への疑問や、会社との関わりや職場での人間関係の悩みなど、仕事のスキルより大事な“働く意味”を問う内容。

ひとこと感想

人間には働き方における4種類のタイプがある。まずはこの事実を知ることで、「自分は何のために働いているのか」そんな悩みを解消できるかもしれないということ。そして「自分はどのタイプなんだろう」と考えながら読んでいくととても楽しめると思います。何度も読み返したりワークをしながら読み進めるのがお勧めの本なので、紙の本で買うのがおすすめ。あと、巻末の付録的なところの文章がとても面白く、良いことがたくさん書いてあるのでぜひ最後まで読んでみてほしい。

印象に残った部分

人には、変わることが根本的に嫌いな人もいる。一方で、変わることが好きな人にも2種類のタイプがいる。自分で変わるのが好きな人と、他人に変えられるのが好きな人だ。これらは、似ているようで違う。前者は、自分のこだわりが一番大事で、変わるのは自分の意志で変わる。自分の価値観に強くこだわりを持っているのだ。一方で、後者は、他人からの影響を受け、世の中に合わせて、どんどん自分を変えていくことができる。

※本書より引用

バナナの魅力を100文字で伝えてください/柿内尚文

概要

25年間編集者として1000人以上取材してきた僕が、「伝わるとはどういうことか」を何度も何度も考え、学び、実践しながらやってきたことの積み重ねが書かれています。伝えたいことがなかなか伝わらない。伝えなくちゃいけないとわかっているけど、伝える勇気が出ない。「どうせ伝わらない」とあきらめている。「伝えるのが面倒な人」に振り回されていて、どうにかしたい。もっと多くの人に自分の考え・気持ちを伝えたい。そんな人に読んでもらえたらうれしいです。

ひとこと感想

タイトルを見た時点で非常にひかれた一冊。”伝える”にフォーカスした内容で、収支「なるほどな」と思うところがありました。読んでいて楽しかったです。そして最後の方には、「この魅力的な本のタイトルがなぜ魅力的なのか?」そこの種明かしなんかもされているので、気になる方は是非読んでみてください。

印象に残った部分

「言いました」=「伝わった」という誤解、よくありますね。でも相手が理解し、腑に落ちていないならば、それは伝わったことにはなりません。伝えただけです。

※本書より引用

「運がいい人」になるための小さな習慣/サチン・チョードリー

概要

「小さな習慣」とは、 特別な努力を要さず、むしろ簡単で、それこそ1分でできるような習慣です。それでいて、効果は絶大。あなたを「運がいい人」に変えてくれます。

ひとこと感想

インド人である著者のサチンさんならではの視点から、小さな習慣の具体的方法とその効果が詳しく書かれている本です。「これをやれば本当に人生は好転するんだろうな」ってことが盛りだくさんですが、実際に書いてあることを行動に落とし込める人こそが「運がいい人」になっていくのだと思いました。コンフォートゾーンを抜け出すことを意識していきたい。

印象に残った部分

未知の場所に対して身構えてしまうのは、誰しも致し方のない事でしょう。しかし、そこで感じる緊張感やワクワク感こそが、コンフォートゾーンを抜け出した証なのです。

※本書より引用

仕事が速い人は、「これ」しかやらない/石川和男

概要

「仕事が速い人」に生まれ変わることができた理由。それが「仕事の力の入れどころを見極める」能力だと語る。しかし世の中には、この「力の入れどころ」を間違えて、「非効率な仕事」をしている人はとても多くいるという。そこで本書では、「仕事が速い人」と「遅い人」の絶対的な違いを紹介し、「注力すべき仕事を最速で終わらせるコツ」を徹底解説する。読めば、ラクして速く仕事が終わり、明日から自分の時間が劇的に増える!

ひとこと感想

仕事が速い人がやっている具体的な行動を知ることができる一冊です。自分自身や上司などと照らし合わせながら読んでみると面白いかと思います。

印象に残った部分

仕事が遅い原因として考えられるのは、次の7パターンです。1.完璧主義2.全体像が分かっていない3.優先順位がつけられない4.指示が理解できていない5.仕事に不慣れ6.自信がない7.整理整頓ができない

※本書より引用

センスは知識から始まる/水野学

概要

「くまモン」アートディレクションなどで話題の、日本を代表するデザイナー発「センスの教科書」。センスは生まれついたものではなく、あらゆる分野の知識を蓄積することで向上することを説く。顧客の嗜好が多様化する時代、スキルよりもセンスを磨くことで、仕事を成功させるノウハウを紹介する。

ひとこと感想

「センス」は知識の集約である。この主張がとても面白く、なるほどなと思いながら読みました。読み終わった今も「センスは生まれつきの要素も少しはあるよな、」と思ってしまっていますが、それでも「センスとは何か?」を深く考えることができる面白い一冊です。

印象に残った部分

商品でも化粧品でも、新しい商品を作ろうというとき、圧倒的多数の日本企業はまず、市場調査を始めます。僕は、これが大問題だと思っています。日本企業を弱体化させたのは、市場調査を中心としたマーケティング依存ではないでしょうか。

※本書より引用

星の王子さま/サン・テグジュペリ

概要

いちばんたいせつなことは、目に見えない世界中の言葉に訳され、70年以上にわたって読みつがれてきた宝石のような物語。今までで最も愛らしい王子さまを甦らせたと評された新訳。これまでで最も愛らしく、毅然とした王子さまが、優しい日本語でよみがえります。世界中の子供が、そして大人が読んできた。世紀を越えるベストセラー。

ひとこと感想

終始、不思議な世界観だなと思いながら読み進めました。「本当に大切なことは目には見えない」「大人って何なんだろう」そんなフレーズが印象に残っています。

印象に残った部分

他人を裁くより、自分を裁くほうがずっと難しい。自分をきちんとさばけるなら、そちは真の賢者ということだ。

※本書より引用

幸せをお金で買う5つの授業/エリザベス・ダン

概要

「幸せはお金で買うことができない」……でも、今までとは異なるお金の使い方をすればどうだろう? ハーバード大&UBC大の研究者が提案する「お金で幸せを買う」新しい方法。

ひとこと感想

「幸せはお金で買えるのか?」この問いを徹底的に掘り下げていく一冊。時間を買うことや他人に投資することの大切さが、アメリカ国内の膨大なデータとともに学ぶことができる本です。読んでいて面白かった。

印象に残った部分

 いくら愉快な活動でも、いつでもやれると思っていると、私たちはわざわざそれをやろうとはしないものだという点です。そのため、比較的安上がりな幸福の源を逃してしまうのです。

※本書より引用

なぜかうまくいく人の「秘密の習慣」/佐藤伝

概要

「毎日、1時間散歩をする」ではなく、『毎日、散歩用のシューズに触れる」だけでOK!こんな「マイクロ習慣」の積み重ねが、驚くほどの成果を生みます。これこそが、「習慣の秘密の力」なのです。ほんのちょっとでいいんです。ちょっとずつ、ちょっとずつ、そのちょっとが人生を変革するエンジンになります。

ひとこと感想

具体的に実践しやすい内容がたくさんあって、これを読んで実際にやってみるというのはありだと思いました。自分がいいなって思ったものを取れ入れてみるのが大事。

印象に残った部分

人は「感じる→考える→行動する」という流れが自然だから。つまり、行動するより前に考え、考えるより前に感じているのです。だからこそ、「考え方」より「感じ方」を大切にしましょう。

※本書より引用

死刑官が明かす死刑の話/一之瀬はち

概要

罪を犯した者の生命を奪う刑“死刑”。しかし、その詳細はあまり知られていない。
死刑執行までの過程や死刑の決まりなど、漫画家・一之瀬はちが実際に死刑に立ち会った刑務官から聞いた知られざる話を漫画化。

ひとこと感想

死刑に関するあんなことやこんなことがマンガでわかりやすく書いてある一冊。サクッと読むことができるので興味のある方は是非。

印象に残った部分

死刑は刑務官に当日の朝知らされる。出勤していくとまず内門の前に配置主任が待っている。死刑は朝10時までに執行されるのでその日は通常業務につくことはできない。そして同じく選ばれた刑務官たちと執行ボタンを押す時刻を待つのだ。

※本書より引用

超ストレス解消法/鈴木祐

概要

この本の最終ゴールは、心がどんなダメージを受けても、すぐに立ち直れる無敵のメンタルを手に入れることです。
生きている限り私たちはストレスから逃げられませんが、心の負担が慢性化する前に処理できるようになれば、もはや必要以上のイライラや不安に苦しめられることはなくなります。

ひとこと感想

聞いたことのある内容から「そうだったのか!」という内容まで、ストレス解消に関する具体例がたくさん載っていて読んでいて面白かったです。読んだ後に実際に実践してみたい一冊。

印象に残った部分

何かイやなことが起きたら、自分のことを「壁に止まったハエ」だと想像してみる

これだけです。自分をハエだと思うと、不思議なことに激しい怒りがスッと楽になるのです。

※本書より引用

夢をかなえるゾウ4/水野敬也

概要

家族を愛する会社員。彼は夢は「このままの日常がずっと続くこと」。しかし彼は余命3か月を宣告されてしまう。残り3か月で家族のために一体何ができるのか。さらに事態は思わぬ方向に展開し、衝撃のラストへ。夢をかなえるゾウシリーズ史上、最高に笑って泣ける、自己啓発エンタメ小説、第4弾!

ひとこと感想

今年読んでよかった本ランクイン!めちゃくちゃに良かったです。ただでさえ泣ける設定だと思い読み進めていたら、その上の展開が待っていてボロボロ泣きました。涙あり笑いありの最高傑作だと思います!

印象に残った部分

「頑張ることが『良い』とされればされるほど、頑張らへんことが『悪い』ことになる。和皮を保つことが『良い』とされればされるほど、老いることは『悪い』ことになる。夢をかなえることが『良い』とされればされるほどと、夢をかなえてへんことは『悪い』ことになる。人間の歴史が始まって以来、今ほど、個々の人間が夢をかなえてへんことが『悪い』とされる時代はあれへんかったで」

※本書より引用

寝ながら学べる構造主義/内田樹

概要

構造主義という思想がどれほど難解とはいえ、それを構築した思想家たちだって「人間はどういうふうにものを考え、感じ、行動するのか」という問いに答えようとしていることに変わりはありません。ただ、その問いへの踏み込み方が、常人より強く、深い、というだけのことです。ですから、じっくり耳を傾ければ、「ああ、なるほどなるほど、そういうことって、たしかにあるよね」と得心がゆくはずなのです。

ひとこと感想

はじめにの部分を読んで、「この本は目着地面白そうだ」と思いましたが、後半につれ内容が難しいと感じてしまいました。まだまだ読書力をつけたいところ。ななめ読みでは読めない本がまだまだあるなぁとつくづく思いました。

印象に残った部分

無知というのはたんなる知識の欠如ではありません。「知らずにいたい」というひたむきな努力の成果です。無知は怠惰の結果ではなく、勤勉の結果なのです。

※本書より引用

書く習慣/いしかわゆき

概要

「書く」ことは、好きじゃないとしんどい。むしろ「好き」になるからこそ、習慣になり、自然と上達していきます。この本では、あなたの「書きたい気持ち」を高め、「書く」ことを習慣にするためのコツを紹介します。

ひとこと感想

ブログをやっている身としては、非常に参考になる内容盛りだくさんでした。誰にでも誰かにとっての役に立つ面白い話は発信できるはず。この先も発信することを続けていこうと思わせてくれた一冊でした。

印象に残った部分

私たちが生まれてきたこと自体に意味がないように、文章にも特に意味はありません。ついて言うなら、その意味のない文章に、意味付けをするのは読んだ人。

※本書より引用

幸福の達人 /Testosterone

概要

どんなささやかな活動も「幸せアクト」に変える技術→セイバリング自分の仕事を天職に変える方法→ジョブクラフティング幸せに生きる人の「笑顔」とは?→デュシェンヌ・スマイル「もしも〇〇がなかったら」と想像し幸福度を上げる→ネガティブビジュアライゼーション「自分ならではの強み」を使って自分も社会も幸せにする→シグネチャーストレングスなど、科学で実証された「幸せになる技術」満載!

ひとこと感想

Testosteroneさんの本もポジティブになれて結構好きです。基本筋トレやっておけば幸せ!加えていろいろやっとけばもっと幸せ!そんな主張が面白い。でも実際にそうだとも思う内容。

印象に残った部分

どうか皆が幸せでありますように。頑張っている人には良い結果が、苦しんでいる人には希望が、不安な人には安心が、悲しんでいる人にはいい知らせが届きますように。僕にハンパじゃないモテ期が来ますように。僕の筋肉が大きくなりますように。

※本書より引用

究極のマインドフルネス/メンタリストDaiGo

概要

マインドフルネスに導く心理学も豊富に解説。まずは、トラブルや悩みを冷静に把握、そのうえで取り組む瞑想は、より大きな効果を生む。本書で詳しく紹介する。

ひとこと感想

自分を変えるためにはどうしたらよいか。それを心理学とマインドセット、瞑想の観点から紐解いていく一冊。DaiGoさんの本もすらっと入ってくる感じで読みやすくて好きです。

印象に残った部分

「根拠なき自信」を育てていくのはすごく大事です。そもそも、成功するための方法は、「とりあえず根拠のない自信を持って戦う」加、「失敗のしようがないやり方で戦う」、つまりリスクがなく、コストがかからず小さく始めて大きく育てる戦い方をするかのどちらかです。

※本書より引用

無(最高の状態)/鈴木祐

概要

この本で言う ”最高の状態”とは、あなたが生まれながらに持つ判断力や共感力、好奇心といった能力を存分に発揮できるようになった姿を意味します。私たちの目を曇らせる不安や思い込みが取り除かれた結果、意思決定力と他者への寛容さが上がり、いまネガティブな人は気持ちが安定し、ポジティブな人はさらに幸福度と判断力が高まる。そんな状態です。

ひとこと感想

タイトルの「無」に惹かれて読んでみた一冊。自我や事故について深堀がなされていて、そこの思考を巡らせることで、ストレスが和らいだり不安から解消されたりするのかもなと思いました。後半ちょっとむずかしかった。

印象に残った部分

病院が私たちの不調を癒してくれるのは、たんに化学物質を処方されたからではありません。国や専門家が認めた機関にわざわざ出向き、その結果として「私は適切なケアを受けた」との期待が生まれたのも、病院で不調が治る原因の一つだというわけです。

※本書より引用

カルト宗教やめました。/たもさん

概要

幼いころに母親がエホバの証人に入信したため、2世として25年間エホバの証人の教えを信じてきたたもさん。ひとり息子の病をきっかけに、エホバの証人を脱会することとなったのですが、もちろん一筋縄ではいかず…。母との確執、一般の人との距離感、慣れない一般の人たちのルール…実際に信仰を捨てたら、こんなことが起きました!『カルト宗教信じてました。』待望の第2弾!!

ひとこと感想

一作目の「カルト宗教信じてました」が衝撃的過ぎて、二作目も読んでみました。この本はカルト宗教から離れるまでの生活や心境が事細かに描かれています。マンガ本なのでとても読みやすいです。

印象に残った部分

私も含め脱カルト2世の多くは、普通の中学生が通るはずの道をいまさら歩かなければならない事態に直面します。しかも、大半はいい大人になってから。そんな心の中学生たちに、あれしなさい、これしなさいと過干渉母ちゃんになるのは野暮ではないでしょうか。悩み、迷い、苦しむのは、その人の権利なのですから。

※本書より引用

コンサル一年目が学ぶこと/大石哲之

概要

本書は、コンサルタンティング会社に勤める人のためだけの本ではありません。
職業・業界を問わず、 15年後にも役立つ普遍的なスキルを、
社会人一年目で学んだときの基礎的なレベルから理解するための本です。

ひとこと感想

割と有名な本書。前々から気になっていて、ついに読むことができました。コンサル以外の社会人初心者にもめちゃくちゃに役に立つ一冊だと思いました。何事も結論から言おう。

印象に残った部分

経営者は従業員に給料を払っています。経営者から見れば社員の時間というのは、お金そのものです。というより、お金にしか見えないのです。社員がサボっている、非効率な仕事をしているのを見る時、経営者はお金を失っているように感じるのです。

※本書より引用

人生はZOOっと楽しい!/水野敬也

概要

累計140万部のベストセラー第3弾。
65種類の人気動物の写真と偉人たちのエピソード・名言で、プッと笑えるのにタメになる一冊!

ひとこと感想

かわいらしい動物たちの写真とともに、偉人達の名言がたくさん載っていて読みごたえがありました。名言って、時代を超えても色あせないのがすごいなって思います。

印象に残った部分

雑草とは何か?その美点がまだ発見されていない植物である。【ラルフ・ワルド・エマーソン】米国の思想家

明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ。【マハトマ・ガンディー】インドの弁護士・社会運動家

※本書より引用

10倍株の探し方/はっしゃん

概要

著者はサラリーマンをしながら、成長株で3億円超の資産を築いた「はっしゃん」氏。
決算書から未来の企業価値を読み、上がり続ける株に長期投資する決算書投資の達人です。株価を常にチェックする必要はなく、買ったり売ったりは最小限でかまいません。基本・応用のポイント全てをおさめた「ファンダメンタル投資の決定版」。

ひとこと感想

ゴリゴリの株本ですが、個人的には読みやすくてとても面白かったです。「自分のシナリオと違っていたらすぐに損切りしろ」まだまだ試行錯誤が続きますが、精進していきたい。

印象に残った部分

常に右肩上がりの成長株に投資しているはずの成長株投資では、そもそも含み損が発生するはずがありません。含み損になってしまうのは、銘柄選択化売買タイミングのどちらかを誤っているからで、必ず損切りしてやり直します。

※本書より引用

「お話上手さん」が考えていること/おばけ3号

概要

パートナーが話を聞いてくれない。好きな人、友人と何を話していいかわからなくて盛り上がらない。打ち合わせや会議の場で、うまく議論できない。そのつもりで言ったんじゃないのに、誤解されて気まずい……。一生懸命伝えても、なかなか思い通りに伝わらない――だからコミュニケーションって難しいもの。

ひとこと感想

作中におばけのキャラクターが出てきて、対話方式で物語が進んでいくので、小難しくなく非常に読みやすかったです。水野敬也さんの「夢をかなえるゾウ」との既視感もありましたが、まあ内容はそれなりに面白いと思いました。

印象に残った部分

読んだ本の量と、本人の能力は比例しないのだ。でも、ひとつだけ確実に言えることがあるのだ……その人が読んだ本は、その人が欲しがった情報なのだ。

※本書より引用

Amazonのすごい会議/佐藤将之

概要

すぐに決まる!アイデアが湧き出る!プロジェクトが進む!なぜamazonは次々に新しい事業を同時展開できるのか?世界最強企業の成長を支える原動力である「会議の技法」を初公開!

ひとこと感想

Amazonで行われている会議の内容から学ぼうという趣旨の本。「会議」という一項目ですら、ここまで徹底しているからこその”Amazon”なのか、”Amazon”だからこそのここまでの会議なのか。どっちなんだろうなとか思いながら読みました。面白かった。

印象に残った部分

Amazonで考えられる最高の会議は、沈黙のままに終わる会議です。1ページャーの資料であれば、1枚読んで「疑問点はありますか?と参加者に尋ねる。なければ承認。沈黙のまま会議は「これで行きましょう」ということで終わりです。

※本書より引用

あなたの人生が変わる対話術/泉谷閑示

概要

昔ながらの「話せばわかる」が成立しない時代。職場でも、地域でも、いま大きな問題になっているのは、背景、考え方、立場が違う「他者」と、どうやってコミュニケーションをとるかいうこと。そこで必要となるのが本書で紹介する「対話」の技術。対話とは、ひと言でいえば、「他者とコミュニケーションを取ること」に他ならない。本書では30のヒントを通じて、対話を学ぶ。

ひとこと感想

「対話」に焦点を当て、対話というものはどのようなことを指すのかが詳しく明記されている本です。会話とも違う、討論とも違う「対話」の”術”を身に付けることができるかもと思わせてくれる一冊。

印象に残った部分

対話とは、お互いが変化することを目標とする。つまり「対話」とは、「討論」のようにどちらかの一人勝ちという結末があるのではなく、また井戸端会議のように両者とも変化しないわけでもないので、双方が新たなステージにたどり着くことができるのです。

※本書より引用

100年カレンダー/大住力

概要

人生100年時代、どう生きると決めますか?
人生の「使える時間」を見える化し、明日を変えて本気で生きるための問いとワークブック「人生100年時代」を生きる人のためのワークブック

ひとこと感想

やはり「時間」とテーマとした本は面白い。100年という期間を見える化し、どのように生きていくかの指針となるような一冊だと思いました。紙の本で購入すれば、本の最後に100年分のカレンダーが付いており、それを使ってのワークも面白そうだなと思いました。

印象に残った部分

あと何回、子どもと手をつなげるだろう?あと何回、この友人と「またね」と言い合えるだろう?あと何回、親や祖父母と話せるだろう?あと何回、この人に「大好き」と伝えられるだろう?人生の残り時間を意識したとき、このように、いろいろな考えが自分の中にわき起こるはずです。

※本書より引用

世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事/津川友介

概要

最新の膨大な研究論文をもとに複数の質の高い研究で体に良いことが科学的に証明されている食事を紹介しています。まずは2週間ほど本書で説明している食事法を続けてみてください。自分の体が変わってきたことを実感できるようになるはずです。

ひとこと感想

巷で紹介されている健康法にはエビデンスが足りていないものがほとんど。本当に健康に良い食事法はこれだけ!というものがエビデンスとともに明記されていて、とても参考になりました。体に良い”成分”だけを取ればよいのではなく”素材そのもの”から栄養を取ることが大事みたいです。なるほどなの一冊。

印象に残った部分

成分は重要ではない。健康を維持するために重要なことは、βカロテンやリコピンに惑わされて特定の野菜を集中的に食べることではなく、いろいろな種類の野菜や果物を毎日たくさん食べ続けることなのである。

※本書より引用

1秒で元気が湧き出る言葉/精神科医Tomy

概要

やさしくも本質をみごとに射抜く言葉が、人間関係や仕事で疲れた心を癒やし、なくなった元気を一瞬でチャージ!ある人は朝、ある人は夜、ある人は職場で、1ページめくるだけの「心のサプリ」。心が凹んでしまったとき、ほんの少しだけ考え方を変えてみると、不安や悩みはスーッと消えてしまう。暗い気持ちになったら、この本を手にとって、1ページ開けば、すぐに元気復活!

ひとこと感想

祖母からもらった本で、毎日1ページ開いて、元気をもらっていた本でした。ポジティブな言葉がたくさん並んでいて、刺さる言葉がたくさんだったと思います。このように毎日少しずつ本を読み進めていくのもアリだと思う。

印象に残った部分

自分はラッキー!と思ってる人のところに幸運は舞い込むのよ。こういう人は幸運を見つけるのが上手だから。根拠なんかいらない。自分はラッキー!って思いこみましょ。そのほうがお得だもの。

※本書より引用

カルト宗教信じてました。/たもさん

概要

部活も自由にできない、希望する進路にも進めない、彼氏も作れない…そんな制限だらけの日々に耐えてきたけれど、息子の病気治療をきっかけに、宗教をやめました!エホバ2世の著者が明かす、カルト宗教の世界と洗脳がとけるまで…

ひとこと感想

実際に宗教にのめりこんでいた著者が経験してきたこと、宗教をやめるまでのエピソードが生々しく描かれた一冊。体験談ということもあって、私の知らない世界の話がてんこ盛りでした。宗教自体が悪いものではなく、それを他人に強要するようになってしまうといろいろな問題が生じるのかなと感じました。こちらはマンガ本なので文章が苦手な方にもおすすめの一冊です。心動かされます。

印象に残った部分

「日本には信教の自由がある。しかし、信じない自由もある」

信仰を持つことで幸せになれる人も確かにいることでしょう。それを否定することはできません。しかし、子どもたちだけには、信じない自由を与えてあげてほしい。神のフィルターを通さなくても、存分に愛してあげてほしい。私はそう願います。

※本書より引用

「すぐやる人」になる37のコツ/大平信孝

概要

こんなことが続き、「だから私はダメなんだ」「いつもギリギリにならないと動けない」「あのとき動いておけばよかった……」と自分を責めている方もいるかもしれません。しかし、こうなってしまうのは、あなたの性格や能力のせいではありません。脳が、面倒くさがっているだけなのです。脳の仕組みを理解し、行動スイッチの入れ方を知れば、誰でも自分を動かすことができるようになります。

ひとこと感想

「やる気」は行動した後にしかついてこない、だからまずは少しでも始めることが大切。このことが繰り返し主張されていました。確かに何事も最初の腰が重いもの。やらなくてはいけないことはとりあえずやってみようと思わせてくれる1冊です。具体的なアクションプランも明記されていて、とてもよかった。

印象に残った部分

やる気が起きるのを待っていても永遠に行動することはできません。「まず動く」ことで、やる気は後からついてくるのです。「やる気」は天から降ってこない。

※本書より引用

100万円からのセミリタイア投資術/たぱぞう

概要

丁寧な投資アドバイスで大人気の米国株ブロガー・たぱぞう。40代で1億円以上の資産を築き、2019年春に「セミリタイア」という生き方を選んだ彼が、どういう投資を行って夢の「セミリタイア生活」をかなえたか、自身の経験や知識を公開し、誰にも役立つ資産運用術を懇切丁寧にガイドします。若者もシニアも、まとまった資産がない人でも大丈夫。時間と仕事から解放されて充実した人生を送るためのノウハウは読んでおけば役立つこと間違いなし。  

ひとこと感想

たぱぞうさんの視点からのセミリタイアの仕方や考え方が書かれていて、参考になる箇所は多々ありました。具体的にどのくらいの資産を気づいたときにセミリタイアを考え、そして実行したのか、一意見としてなるほどなと思いながら読ませていただきました。

印象に残った部分

セミリタイアできるのは、1億円の資産を持っている人でも、年収1000万円以上の人でもありません。セミリタイアできるのは、「資産額」「セミリタイアしてからの定期的な収入」「セミリタイア後の支出」という3つのバランスが取れている人です。

※本書より引用

ふたり。/水溜りボンド

概要

チャンネル登録者数400万人超!YouTuberになりたかったんじゃない。ずっとふたりでいたくてYouTuberになったんだ。(たぶん)日本一マジメなYouTuberコンビ、待望の初エッセイ!ガキ大将のトミーと、気にしいのカンタ。それぞれの幼少期から、二人が出会った大学での生活、毎日投稿年間の舞台裏、そしてトミーの活動休止中のことまで。動画では見せられなかったふたりの姿がここに。

ひとこと感想

個人的に、「水溜りボンド」が昔から大好きなので、読んでいてとても楽しかったというのが感想になります。こういうエッセイはファンからしたらたまらないもの。これぞまさしく「水ボン」。

印象に残った部分

両親は僕たちきょうだいの子育てについて、こう考えていたという。「子どもたちはたんぽぽの綿毛みたいなもの。それぞれの種を作ってくれたら、あとは飛んでいくのを見守るだけ。風に任せて、どこへ飛んでいくのか、親は決められない。全部風任せ」

※本書より引用

マンガでわかるジム・ロジャーズの投資術/林康史

概要

ファンド設立から10年で4200%の運用成績を叩きだし、かの投資家ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロスとともに世界三大投資家の一人として注目される投資家「ジム・ロジャーズ」。
銘柄や金融商品の動向をいかに考え、情報をどう整理するのか?最強アナリストの手法と考え方を人生を通して学ぶ!

ひとこと感想

非常に有名な投資家「ジム・ロジャーズ」。ある程度投資をやっているはずなのに、彼のことをまったくもって知らなかったので、本書のおかげで大枠が分かった気がします。マンガとその間に挟まれた開設を順に読んでいくことで理解が深められる一冊だと思います。

印象に残った部分

ロジャーズの言葉

「周囲の人が君の行動を制止したり馬鹿にし始めたらそれは素晴らしい成功へのサインだ」

※本書より引用

あなたの物語/水野敬也・鉄拳

概要

前作「それでも僕は夢を見る」より1年、水野敬也と鉄拳のコラボレーション作品第二弾が完成しました。 今回、物語はあるレースから始まります。様々な障害を乗り越え、たった一人の勝者を決めるための過酷なレース。その果てに「私」が教えてくれる「人生でするべきたった一つのこと」とは? 日常の景色をガラッと変え、生きるパワーを与えてくれる作品です。

ひとこと感想

イラストメインの本で、サクサクと読み進められます。最初は「何の話をしているのだろう?」と思いながら読み進めていくのですが、ラストで「そういうことだったのか!」と心を大きく動かされた一冊です。サクッと読めるので、ぜひ読んでみてほしい。「今、生きているということ」、これを読めばそのことに感謝できるはず。

印象に残った部分

あなたは、3億人が参加したレースの、たった一人の勝者です。もちろん、私だって勝ちたかった。いや、私たちの中で勝ちたいと願わない者は、誰一人としていませんでした。でも、あなたにはかなわなかった。あなたは本当に、本当に、素晴らしい選手でした。

※本書より引用

自分資産化計画/園原新矢

概要

普通の人が本当のお金持ちになるために必要になるのが、お金を持ち続けるための仕組みをつくりあげることです。これは、お金を回して不労所得を産む仕組みでもあり、本書では「パイプライン」と呼んでいます。しかし、この仕組み(パイプライン)をつくりあげるのは簡単ではありません。では、パイプラインをつくりあげられる人になるにはどうしたらよいのか。

ひとこと感想

お金持ちになるためには「パイプライン」を作ることが必須である、という主張が新鮮で、とても面白く読み進められました。どのようにすれば「パイプライン」を作り上げることができるのかが再現性高めで書かれていて、非常に読む価値のある一冊だと思います。

印象に残った部分

「パイプラインづくりを継続することができる人間」=「自分をコントロールする能力が高い人間」ということです。私は「自己投資」とは突き詰めれば「自分をコントロールする能力を高めること」だと考えています。

※本書より引用

君か、君以外か。/ROLAND

概要

ポジティブになりたい方にはもちろん、自分のことを好きになれないあなたにも、後押しをしてくれる言葉が詰まっている。ローランドの言葉がある限り、世界は永遠に明るい。日焼け止めとサングラスをご用意してお読みください。「やはり、世の中には二種類の本しかない。ローランドの本か、それ以外か」

ひとこと感想

やはり、「ローランド節」は読んでいてとても楽しい面白い。ただちゃらんぽらんにポジティブなのではなく、何か奥底に繊細さを感じる優しいメッセージや考え方が盛りだくさんで読んでいて満足度が高かったです。

印象に残った部分

緊張はどちらかというと、ネガティブな感情として捉えられがちだ。だけど、俺はこの緊張を「成長痛」と捉えている。緊張することは、恥じゃない。その胸の痛みは、成長痛だ。その高なる鼓動は、自分が成長している音だ。

※本書より引用

勝間式生き方の知見/勝間和代

概要

この本は、私が五十二年の人生でトライアンドエラーを繰り返して得た知見をまとめたものです。
自分の可能性を開いて、今とこれからを生き抜くヒントとして役立てていただけたら、とても嬉しく思います。

ひとこと感想

ひと月くらい前に、勝間和代さんの書いたほかの本も読んだのですが(勝間式ネオライフハック100)、やはり著者がどうしても伝えたい話というのは何度も登場するのだなと実感しました。かぶる内容がいくつか見られて、そこが勝間さんが一番伝えたい内容なんだなとよくわかって面白かったです。

印象に残った部分

たまにしか親切にしない人は、親切に大きな労力を使うためいつまでも覚えていますが、しょっちゅうしていれば親切にしたこと自体忘れます。その結果、テイクがなくても不満に感じることもないので、人間関係の窮屈さから解放されて楽になれます。この親切の連鎖を、私は「ギブの五乗」、すなわち「ギブ&ギブ&ギブ&ギブ&ギブ」と呼んでいます。

※本書より引用

中田式ウルトラメンタル教本/中田敦彦

概要

「武勇伝」「PERFECT HUMAN」そして「中田敦彦のYouTube大学」チャンネル登録者数爆速100万人突破!中田はなぜブレイクし続けるのか?思い込みを捨てろ! 自由になれ!

ひとこと感想

個人的に、芸能人時代よりもYouTubeに参入してきてから関心を持つようになった中田敦彦著の一冊。尖っていて賛否両論ある行動を絶たしているイメージがありますが、個人的にはその「考え方」や「行動力」、いいなって思いながら読みました。

印象に残った部分

友だちは宝です。仕事もともにできる仲間です。でも「友だち多い自慢」は何の自慢にもなりません。それより人に自慢できる友達を作りましょう。

※本書より引用

眠れなくなるほど面白い図解論語/山口諸司

概要

「過ぎたるはなお及ばざるが如し」「己の欲せざる所は、人に施すことなかれ」「古きを温めて新しさを知る」「三十にして立つ、四十にして惑わず」「文・行・忠・信」「信なくば立たず」これらはすべて孔子の言葉によるもの。偉大な先人の教えを図解でわかりやすくまとめた1冊です。

ひとこと感想

一見、堅苦しく小難しいイメージのある「論語」をイラストとともに分かりやすくまとめてくれている一冊。「この有名な言葉も孔子の言葉が起源なんだ!」といった発見があり、読んでいて楽しかったです。古典には良書がたくさんあるのでどんどん触れていきたい。

印象に残った部分

為せば成る、成らぬは人の為さぬなりけり

人が成功という結果を出せるか、不成功という形で物事を途中で投げ出すのかは、最終的にはやり抜く精神力があるかないかにかかってくる。その気になれば、何事もできないことはない。できないということは、努力が足りないということ。

※本書より引用

FIREを目指せ/スコット・リーケンズ

概要

これから僕が話す出来事は、過度の浪費を続けていた僕たち一家が収入の半分を貯金するようになるまで、また海辺の贅沢な暮らしから一転、国中を周り、新しい(より安価な)生活の場を探すようになるまでの旅路である。執筆に当たって、僕はできるだけ率直に語ろうと努めた。成功だけでなく、失敗や悪戦苦闘した経験や実際の金額も、ありのままに記し、節目ごとに妻のテイラーの視点も加えた。FIREを目指す一家の軌跡をリアルに記録した本書が、きみたちの望む自由を手に入れるきっかけとなることを願う。

ひとこと感想

実際にFIREを達成した人が書くほんとのこともあって、再現性ありの面白い内容でした。あと章末ごとにFIREを達成したいろいろな方の事例やその方からのメッセージ的なものも盛り込まれていて、そこも読んでいて楽しかったです。引き続きFIRE目指していこうと思いました。

印象に残った部分

経済的な独立を目指す一番の理由が、例え収入につながらなくても自分が本当にやりたいことを追求する自由を手にするためだからである。多くの場合、FIREを志す目的は、日がな一日海辺でカクテルを飲みながら余生を過ごすことではない。限りある貴重な人生を、自分が本当にやりたいことをして過ごすためなのだ。

※本書より引用

世界一楽しい決算書の読み方/大手町のランダムウォーカー

概要

決算書は最高にシビれる“謎解き”だ! Twitterで3万人が熱狂中!クイズ×会話で、数字に隠されたビジネス戦略が見えてくる。

ひとこと感想

私はななめ読みで読んでしまいましたが、もう一度ゆっくりと読み込みたいなと思う内容でした。図解とともに分かりやすい説明、クイズなども盛り込まれ、とても楽しく読めて勉強できると思います。インスタのアカウントがあってフォローしちゃいました。こちらもとてもいい感じ。

インスタアカウント:ota_walk

印象に残った部分

決算書を読めることの最大の魅力は、読むスキルを身に付けた際のメリットが大きいという「実利」の面と、企業の隠された戦略を読み解けたときの面白さがあるという「謎解き」の面の両輪を兼ね備えているところにあります。

※本書より引用

FIREの始め方/平野大智

概要

元公務員の筆者が安定的な収入を捨ててリタイヤできると思った収入はいくら必要だったのか?FIREするために取るべき行動は何なのか?どういう心構えで日々過ごしていたのか?このような疑問を持っている人は少なからず役に立つ情報が得られると思います。

ひとこと感想

40歳でFIREを達成した著者の行動やその時の思いなどが詳細にかつ端的に語られていて参考になる本でした。読んでいて思ったのが、自分の場合はただやみくもに日々の生活を我慢しながらFIREを目指すより、他も楽しみながら緩やかに目指していく方が性に合っているなと感じたのが収穫です。短くてサクッと読めるのも良い点!

印象に残った部分

結局お金を持つことが幸せではなく、会社を辞めることが幸せでもない。自分のやりたいこと、夢を持つこと、自分の得意なことを必要とする人がいて、それを提供することで感謝されること。これが幸せなのだとようやく理解できました。

※本書より引用

勝間式ネオ・ライフハック100/勝間和代

概要

人生の幸福度を上げて、自由な未来を手に入れよう。働き方も暮らし方も、コミュニケーションの取り方も、変化に逆らうのではなく、変化を味方につけるのが最大のポイントです。

ひとこと感想

働き方や暮らし方の具体的なアクションプランがこれでもかというくらい載っていて、楽しく読み進められました。聞いたことある内容もある中で、著者本人の考え方も添えられていて、なるほどなと思うところも多々ありました。

印象に残った部分

「焼畑農業」の人とは何かというと、友達が2~3年おきにころころ変わって、昔からの友達がいないタイプです。それに対して、「普通の農業」の人というのは、幼馴染や学生時代の友達、初めて就職した職場や2番目の職場の仲のいい同僚や先輩、という形で、長い間の人間関係が積み重なってるタイプです。人間関係が長く続くというのは、中長期的な信頼関係を大事にしている証拠です。だから、つき合うなら、焼畑農業よりも普通の農業タイプがいいと思います。

※本書より引用

スマホ人生戦略/堀江貴文

概要

本書は「スマホの使い方」が書かれた実用書ではありません。
スマホを駆使して「人生を変えるための知恵と情報と戦略」を満載した、
未来を生きるビジネスパーソン必携の「生き残りの武器」です!

ひとこと感想

ホリエモンの本はやっぱり面白い。その本で自分が言いたいことが明確というか、内容が行ったり来たりせずどんどん入って来る。なんでもスマホでいいじゃん?という主張はぶっ飛んではいるが、確かにとも思わせてくれた。

印象に残った部分

僕は「できっこない」が、大嫌いだ。やってもいないことを否定する意見には、黙っていられない。だからそういう学生に対しては「まず、あなたのマインドが変わらないと、どうにもならない!」と、厳しく言っている。

※本書より引用

幸福について/ショーペンハウアー

概要

「人は幸福になるために生きている」という考えは迷妄であり、間違いだと逆説的に説く幸福論。自分を他人と比較し、他人の評価をたえず気にすることが不幸の元凶であり、名誉、地位、財産、他人の評価に惑わされず、自分自身が本来そなえているものを育むことが幸せへの第一の鍵であると説く。『読書について』の哲人が授ける、この七面倒くさい人間社会を生き抜く知恵。

ひとこと感想

このような哲学書を読んでみると、まだまだ自分の読書レベルが乏しいことを痛感させられます。。難しい内容の中にも目を引く部分が多々あり、ありきたりですが「幸福とは何か?」について考えさせられました。「幸福になるために生きているのではない」という主張も面白い。

印象に残った部分

ある人の状態を幸福の度合いで測ろうとするときは、何を楽しんでいるかではなく何を悲しんでいるかを問うべきだ。些細なことに敏感であるためには万事好調でなければならず、不幸であれば、些細なことは全く感じないので、気に病んでいる事柄そのものがとるに足らぬものであればあるほど、その人は幸福である。

※本書より引用

地方創生大全/木下斉

概要

日本一過激な請負人のノウハウを1冊に凝縮した、日本一まっとうなガイドブック。地方が抱える問題を「ネタ」「モノ」「ヒト」「カネ」「組織」の5つに体系化。28もの「問題の構造」を明らかにし、明日から取り組める具体的な「再生の方法」を提言する。

ひとこと感想

「概要」にもあるように「モノ」「ヒト」などブロックで分けられていて、読み進めやすいと思いました。地方を活性化させたいのなら、他と同じことを何となくやっているだけではだめということがよくわかる内容。

印象に残った部分

そもそも地域活性化とは「どこでもやっていることに取り組むこと」ではなく、「他でやっていない、しかし自分たちの地域だけでできることに取り組むこと」です。

※本書より引用

新・観光立国論/デービット・アトキンソン

概要

少子化が経済の足を引っ張る日本。出生率は、すぐには上がりません。移民政策は、なかなか受け入れられません。ならば、外国人観光客をたくさん呼んで、お金を落としてもらえばいいのです。この国には、【世界有数の観光大国】になれる、潜在力があるのですから。

ひとこと感想

またまた出会いました、良書。日本の観光業についてイギリス人の視点からズバズバと切っていくスタイルで本当に面白い1冊でした。私の力だけでは変えられないことの方が多いですが、私たちの国「日本」のポテンシャルを発揮させたいなと強く思いました。

印象に残った部分

客を「おもてなし」するのなら、まずは相手が何を考えて、どういうことを求めているのかを考えなくてはいけません。直接彼らの声に耳を傾けたうえで「おもてなし」をすればいいのに、「聞く」というプロセスを飛ばして、「相手はこうだろう」と思い込み、自分の都合のいいように解釈した「おもてなし」を押し付けているのではないでしょうか。

※本書より引用

ソニー半導体の奇跡/斎藤端

概要

スマートフォンカメラなどに搭載される「電子の目」、イメージセンサー。ソニーのイメージセンサー事業は現在シェアナンバーワンで、ソニーの収益面をがっちりと支えている。しかしこの事業、実はソニー社内では「問題事業本部」「負け組」「お荷物集団」と言われ、事業所の中心も神奈川県厚木市の「辺境」にある。そして、会社のトップはひそかに事業売却を検討していた。一体どのようにしてソニー半導体は幾多のピンチを乗り切り、ついには会社の基幹事業といわれるまでになったのか? 素人本部長とプロの技術者集団による痛快逆転ストーリー!

ひとこと感想

半導体の「は」の字もよくわかっていない中読み進めました。大企業ソニーの内側の知られざる話を本を通じて読むことができるのは面白いと思いました。

印象に残った部分

「昔の石垣のような組織づくり」「昔の石垣は石の大きさも不揃いで形もまちまちだ。しかしこれをうまく組み合わせれば頑丈な石垣ができ、小さい石も小さいなりに大きい石がずれるのを支え合っている。同じ大きさにきれいに切り添えられた大きくて強い石だけでは頑丈な石垣はできない」

※本書より引用

ディズニーランドが日本に来た日/馬場康夫

概要

小谷正一氏、堀貞一郎氏という2人のプロデューサーを軸に、日本のエンターテインメントビジネスの草創期から、東京ディズニーランド誕生までを追うノンフィクション。2人が魅せられた、ウォルト・ディズニーという巨人にもスポットを当てながら、究極のテーマパーク招致に奔走し、成し遂げるまでを描きます。

ひとこと感想

私の読書レベルには少々小難しい内容のパートもありましたが、個人的にはディズニーランド創設の裏側にある思いや考えを知ることができたのが非常に面白かったです。

印象に残った部分

ディズニーランドには、客がどう思うか、どう見るか、どう行動するかを考え抜いて演出上の工夫があちこちになされている。これがディズニーランド成功の第一の要因だ。

※本書より引用

人がガンになるたった2つの条件/安保徹

概要

人はついにガンも克服した!糖尿病も高血圧もメタボも認知症も怖くない!免疫学の世界的権威の集大成!!人は60兆個の細胞のなかに、性質の異なる2つのエネルギー工場を持っている。この細胞のエネルギー系にこそ、人が病気になる決定的なカギが隠されていた。低酸素・低体温の体質を治して超健康に!!

ひとこと感想

きました。数を読んでいると巡り合える良書。結論から言うと、「ストレス」と「冷え」が悪いとのこと。他にも目からウロコなお話が目白押しで読んでいてとても勉強になり面白かったです。

印象に残った部分

何かの間違いでガンになってしまうわけではなく、ちゃんとした理由があって、起こるべくして起こる。ガン発症のメカニズムを調べていくと、そこには何の不思議もないことが見えてきます。ガンは、ストレスによって低酸素・低体温の状態が日常化したとき、体の細胞がガン化して生まれるのです。

※本書より引用

伝えることから始めよう/高田明

概要

初の自著!家業のカメラ店の手伝いで観光写真を撮っていた時代から年商1700億円超の日本一有名な通販会社をつくり、「卒業」するまで。そして、今伝えたい一番大切なこと。なぜ高田明が語ると伝わるのか?

ひとこと感想

あのジャパネットたかたの社長(元)が書かれた本。最も大事なことは「伝えること」ではなく「伝わること」。このメッセージが深く心に響きました。コミュニケーションにおける真理だなと思いました。

印象に残った部分

コミュニケーションで最も大事なことは何だと思われますか?私は「伝えること」ではなくて、「伝わること」だと思います。テレビショッピングをやっているとそれをひしひしと感じます。今日のこの放送はお客様に伝わっただろうか、って思うんです。「伝える」と「伝わる」は全然違います。

※本書より引用

自省録/マルクス・アウレーリウス

概要

著者はローマ皇帝で哲人。蕃族の侵入や叛乱の平定のために東奔西走したが、僅かに得た孤独の時間に自らを省み、日々の行動を点検し、ストアの教えによって新たなる力を得た。静かな瞑想のもとに記された、著者の激しい人間性への追求。

ひとこと感想

哲学チックで小難しいところもあるが、学びも数多くある本でした。古典が難しいと感じるのは自分の読解力がまだまだということなので、もっと読む力をつけてから再び挑みたいと思いました。哲学の代表的テーマである「生きる・死ぬとは?」の話が面白かったです。

印象に残った部分

死を恐れるものは無感覚を恐れるか、もしくは異なった感覚を恐れるのである。しかし(死後は)もう感覚がないのだとすれば、君は何の害悪も感じないであろう。またもし別の感覚を獲得するならば、君は別の存在となり、生きるのは止めないであろう。

※本書より引用

余命10年/小坂流加

概要

20歳の茉莉は、数万人に一人という不治の病にかかり、余命が10年であることを知る。笑顔でいなければ周りが追いつめられる。何かをはじめても志半ばで諦めなくてはならない。未来に対する諦めから死への恐怖は薄れ、淡々とした日々を過ごしていく。そして、何となくはじめた趣味に情熱を注ぎ、恋はしないと心に決める茉莉だったが……。涙よりせつないラブストーリー。

ひとこと感想

絶賛映画が公開中の原作小説(2022.4月)。映画より先に小説から入ったが、なんとも切なく、死を目の前に体験した人にしかわからない描写や表現にグッとくるものがありました。映像化された作品の方もぜひ見ておきたい。

印象に残った部分

人が死ぬということは単純な引き算でしかないけれど、人が生まれるというのは足し算では収まらない掛け算の出来事なのだ。

※本書より引用

東大読書/西岡壱誠

概要

速く読める。論理の流れを追える。一言で説明できる。多面的に解釈できる。ずっと忘れない。東大生だけが知っている、究極の読書術!

ひとこと感想

東大生は「読書」のとらえ方が違う。この点について詳細に書かれている本なのですが、自分の読書の仕方と比べながら読むのがとても面白かったです。

印象に残った部分

東大生の読書は、「へぇ、なるほど、そうなのか」では終わらせず、「えっ、それはなんでなんだろう?」「それって本当かな?」「こういう意見に対してはどういう反論をするのだろう?」と「能動的に」読書をします。

※本書より引用

私の財産告白/本多清六

概要

東京帝国大学教授、林学博士にして、 伝説の投資家・億万長者として知られる本多静六氏が、その投資哲学と処世哲学を余すところなく説いた投資本の元祖ベストセラー。

ひとこと感想

「両学長」の動画で知り、読んでみた本。明治・昭和初期の時代のお金の話ですが、今もなお、役に立つ内容がたくさん書かれており、「お金」についての考え方は、時代を経ても引き継がれていくものだと思いました。

印象に残った部分

投資戦に必ず勝利を収めようと思う人は、何時も、静かに景気の循環を洞察して、好景気時代には倹約貯蓄を、不景気時代には思い切った投資を、時機を逸せず巧みに繰り返すように私はおすすめする。

※本書より引用

【図解】トヨタの片づけ/OJTソリューションズ

概要

日本のものづくりの最高峰を担ってきたトヨタでは、「片づけ」を何よりも大切にしています。トヨタマンたちは、「片づけ」という行為そのものが仕事のパフォーマンスを上げ、成果を生み出し、ひいては会社の売り上げを押し上げる、そこまでのツールだと断言します。日本トップ企業の現場が培ってきた知見を「片づけ」というテーマに凝縮し、わかりやすい図やイラストとともに紹介。

ひとこと感想

あの一流企業「トヨタ」の片づけについての考え方、実際に行っている片づけの方法などが図解とともに分かりやすく書いてあって非常に面白かったです。できるビジネスマンは片付けもできる。そう実感させられました。

印象に残った部分

片付けができていない職場ほど、無駄が多く、効率が悪い。もっと言えば、一方で受けができていない人ほど、作業の無駄が発生し、十分な成果を出せていない。これは、多くのトヨタマンが、長年の実体験から自信を持って言えることです。

※本書より引用

心配事の9割は起こらない/枡野俊明

概要

余計な不安や悩みを抱えないように、他人の価値観に振り回されないように、無駄なものをそぎ落とし、限りなくシンプルに生きる。そんな生き方を指南してくれる、48の禅の教えを紹介。

ひとこと感想

サブタイトルにも書いてあるのですが、この本は「心配事の9割が起きない理由」が書いてあるというよりかは「禅」と結び付けた自己啓発本のような感じだと読んでいて思いました。何か悩みや心配事を深く抱えている人には刺さる本なのかもしれません。

印象に残った部分

愚痴がこぼせるのは、相手に対して信頼感があるからです。この相手なら心を”裸”にしても大丈夫、安心だということの表明といってもいいのです。愚痴の後ろに隠れているのは、「あなたのことを心から信頼しているよ」という、切々たる思いです。そうだとしたら、受け止め方が違ってきませんか?

※本書より引用

AI vs 教科書が読めない子どもたち/新井紀子

概要

東ロボくんは東大には入れなかった。AIの限界。しかし、”彼”はMARCHクラスには楽勝で合格していた! これが意味することとはなにか? AIは何を得意とし、何を苦手とするのか? AI楽観論者は、人間とAIが補完し合い共存するシナリオを描く。しかし、東ロボくんの実験と同時に行なわれた全国2万5000人を対象にした読解力調査では恐るべき実態が判明する。AIの限界が示される一方で、これからの危機はむしろ人間側の教育にあることが示され、その行く着く先は最悪の恐慌だという。では、最悪のシナリオを避けるのはどうしたらいいのか?

ひとこと感想

AIによって世界が支配されることはないという主張、一方読解力が備わっていない人間はこれからの世の中で厳しいという話がとても興味深く読み進められました。実際に子供たちに出された例題なんかも載っていて、「今の中高生はこのレベルの読解ができない子がたくさんいる」という事実が驚愕でした。

印象に残った部分

私たちにとっては、「中学生が身に着けている程度の常識」であっても、それは莫大な量の常識であり、それをAIやロボットに教えることは、とてつもなく難しいことなのです。

※本書より引用

「後回し」にしない技術/イ・ミンギュ

概要

嫌なことを先延ばしにせず、「やらなければいけないことを、今すぐやる」ために必要なのは「意志」ではなく「技術」だった。「たった1%の変化を加えるだけで、人生は大きく変わる」という哲学を主張し、韓国で100万人以上の人々に影響を与えてきた心理学者が、「実行力」を身につける秘訣を伝える。実行力を発揮するプロセスを「決心」「実行」「継続」の3つのフェーズに分け、心理学に基づくノウハウや考え方を解説する。

ひとこと感想

定期的に来る「個人的大当たり本」。読んでいて刺さりまくりの良書でした。ついつい何でも後回しにしてしまいがちですが、それに関する具体的な解決策、刺さるメッセージが盛りだくさんです。非常におすすめの1冊。

印象に残った部分

「食事の後でやろう」という言葉には、「いまはしたくない」という強い拒否感が隠れている。「正月からタバコをやめる」というのは、「いますぐ、タバコをやめるつもりはない」ということであり、「結婚記念日からダイエットを始める」は「それまでは腹いっぱい食べよう」を言い換えたものだ。

※本書より引用

破天荒フェニックス/田中修治

概要

人生を大きく変えるため、倒産寸前のメガネチェーン店を買収した田中。しかし、社長就任 3 か月で銀行から「死刑宣告」が下される。度重なる倒産の危機、裏切りに次ぐ裏切り、決死の資金繰り……。何度も襲いかかる絶体絶命のピンチに破天荒な施策で立ち向かっていく。実在する企業「 OWNDAYS 」の死闘の 日々を描いた、ノンストップ実話ストーリー

ひとこと感想

実話なのにドラマみたいな展開が巻き起こるストーリーで、読んでいて面白かったです。中でも東日本大震災の時の「一会社としての状況」が描かれていて、とてもリアルで心に来るものがありました。あの時を経験して崩れなかった企業は強い。

印象に残った部分

大事なのは、店前の通行量よりも、店の前を歩く人たちの「ショッピングモチベーション」なのだ。どれだけ沢山の人が店の前を歩いていようが、買い物をするつもりで歩いていない人たちに財布を開いてもらい、お金を出してもらうには、とてつもない高いハードルがあったのだ。

※本書より引用

サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい/三戸政和

概要

飲食店開業や起業を夢見るサラリーマンは大勢いる。だが、その先には「地獄」が待っている──。飲食・宿泊業の廃業率は20%で全業種トップ、日本で起業して10年後に残っている会社はわずか5%。それより、会社を買って社長になろう。

ひとこと感想

「株を買おう」「不動産を買おう」そのような話はよく聞きますが、「会社ごと買おう」という主張の本は斬新でした。「世の中には優良中小企業がゴロゴロ眠っている。」「飲食店開業は地獄。」そんなお話が面白かったです。

印象に残った部分

縮小市場には、新規の参入者は登場しません。むしろ退出企業の方が多いはずです。いつの間にか競争原理が働かなくなってきます。そこで少しだけ経営改善をすれば、圧倒的に成功し、成長できる可能性が広がります。

※本書より引用

穴があったら入ります/高畑充希

概要

俳優・高畑充希の初フォトエッセイ集。2年をかけてコツコツと書き溜めたエッセイはオール未公開の16編。仕事の現場でも家の中でも、オリジナリティあふれる観察眼で見つけた珠玉のエピソードが満載。高畑充希が見ている、感じている世界がユーモラスに描かれています。書き下ろしエッセイに加え、撮り下ろしの写真も数多く収録。

ひとこと感想

高畑充希好きは間違いなく「買い」の一冊。写真もたくさん載っていますし、エッセイ自体も独特な表現が使われていたりして、クスリと笑いながら読むことができました。穴があったら入りたいのはこっちのセリフだよとでも言っときます。

印象に残った部分

自分に優しくなると、嬉しくなることが増える。とにかく周りにいてくれる人たちの最高さがたくさん目に入るようになるし、何かがうまくいかなくても、鏡の中の自分の肩をポンポンと叩いて、「まぁまぁ良いじゃない。私のくせに良くやったよ!」と、思える。

※本書より引用

「ムダ」の省き方/トーマス ガジェマガ

概要

自分のまわりは「価値を生み出すもの」だけで固める!サブスクは必要?家賃は下げないほうがいい?テレビは本当に不要?食事は外食or自炊?

ひとこと感想

ブロガー兼ユーチューバーのトーマスガジェマガさんの本。固定費などの大きなムダから、日常の細かなムダまで様々なムダを徹底的に紹介されていて、面白かったです。「逃げ」が自分の土俵を探す戦略的撤退という考え方が面白いなと思いました。あと、「とりあえず何でもやってみる、違うと思ってもそれを確認できてよかったと思え。」という考え方も共感できました。

印象に残った部分

自分の人生に夢中になると他人にかまう余裕がなくなる。逆に言うと他人のことを考えているうちはまだ自分に余力がある、とポジティブに考えてほしい。その頭のリソースを自分のために使えば、さらに飛躍できる可能性を秘めているんだ。

※本書より引用

顔ニモマケズ/水野敬也

概要

「夢をかなえるゾウ」「スパルタ婚活塾」などの著者・水野敬也は、醜形恐怖という外見への執着に悩まされていた経験から、見た目に傷やアザなどの症状を持つ方たちにインタビューし、問題をどのように克服していったかを学びました。本書に登場する9人に起きた出来事と、問題を乗り越えて幸せをつかんでいく過程は、感動的な「物語」でもあります。

ひとこと感想

見た目に症状を持つ方へのインタビューの内容だけでも読みごたえがありますが、インタビュー後に水野さんがそれに対してのまとめをしていて、それも読みやすくて良かったです。悩み、苦しみが目の前に立ちはだかった時に、それをどうとらえるかで状況が大きく変わるのだと改めて思いました。

印象に残った部分

誰でも生きていれば必ず悩むと思います。外見に症状があろうがなかろうが、関係ありません。だから問題は、悩みを「どうとらえるか」だと思います。目の前の悩みを、「自分のこれからのためになるもの」だととらえたら、それは自分の成長や魅力につながると思います。

※本書より引用

銀河鉄道の夜/宮沢賢治

概要

『銀河鉄道の夜』は、宮沢賢治の童話作品。孤独な少年ジョバンニが、友人カムパネルラと銀河鉄道の旅をする物語で、宮沢賢治童話の代表作のひとつとされている。作者逝去のため未定稿のまま遺されたこと、多くの造語が使われていることなどもあって、研究家の間でも様々な解釈が行われている。

ひとこと感想

岩手旅行に行った際に訪れた、宮沢賢治記念館に影響を受けて真っ先に読みました。内容が少し難しい感じがしますが、「中田敦彦のYouTube大学」の助けもあって、何とか読めました。この動画を見てから読むとよくわかって、とても面白いので是非↓

【銀河鉄道の夜①】宮沢賢治の描く美しい物語
この動画の前編・後編はこちら 協力:新潮文庫※この動画は出版社の許諾を取