この記事は、アバタローさんが書いた本「自己肯定感を上げるOUTPUT読書術」の要約記事です。
こんなことが当てはまる方に特におすすめの一冊です。
はじめにこの本の概要を簡単にご説明します。
今回はそんな「読書術」に関する本の要約をしていきます。私が実際に読んでみて、「ここは面白い!」「ここは共有したい!」。そう強く思ったところだけを抜粋してお届けします。
- どんな内容なのかざっくりとでも知りたい
- とりあえずどんな本なのか気になる
そんな方はぜひ最後まで読んでいってください。
自己肯定感を上げるOUTPUT読書術
結論、この本で一番言いたいことはこうです。
読書によって、人は自己肯定感を高め、人生を好転させることができる。
はじめに
まずはじめに、今回要約していく本「自己肯定感を上げるOUTPUT読書術」の大枠を話していきます。
本書はズバリこんな本となります↓
読書によって、人は自己肯定感を高め、人生を好転させることができる。それが本書で最も伝えたいメッセージです。
そして、それを実現するために一番必要なアクションが、読んだ本をアウトプットすることであり、その方法論を詳細かつ具体的に示すことが本書の役割となります。
(引用:自己肯定感を上げるOUTPUT読書術)
アウトプットを伴った読書は、我々の自己肯定感を高め、人生と好転させることにつながる。
これがこの本でのいちばん言いたい事となります。
ちなみに、自己肯定感に関して本書ではこのようなデータが示されています。
自分自身に満足していると回答した若者の割合が、アメリカは89%、フランスが85.8%、韓国が73.5%であったのに対し、日本は何と45.1%という結果が示されました。
(引用:自己肯定感を上げるOUTPUT読書術)
世界全体で見てみると恵まれているはずの我が国「日本」。しかし、若者の半分以上が自己肯定感が低いというデータが示されているのが事実なのです。
読書は食事である
一つ目は、読書は食事であるというお話。
読んでいて「なるほどなぁ」と思ったところなので紹介します。
読書は食事に近い行為である。
味わい深いもの、淡白なもの。文章が整理され読みやすいもの、固すぎて頭に入らないもの。すぐに役立つもの、一生役に立たないもの。このように様々なものがあります。その本の持つ味、食感、栄養などを、脳で吟味しながら血肉化するのです。
読書は食事のようなものですから、食欲がなければ休んだっていい。
(引用:自己肯定感を上げるOUTPUT読書術)
食べ物と同じで、様々なジャンルや自分に合ったもの、自分は少し苦手なもの、いろいろな本があります。
その中から自分自身で選んで読んでいく。そうすることで、その読書で得られた知識が、脳の栄養となり血肉化していく。
この話を聞いて、確かに読書は食事と似た行為だなと感じました。読書に対してハードルが高いなと思っている方には、もっと気楽に食事くらいの感覚でトライしてみてほしいなとも思います。
三大欲求である食欲に肩を並べるのは難しいかもしれませんが、あなたの「読書欲」目覚めさせませんか?
血肉化とアウトプット
続いては、血肉化とアウトプットというお話。
本書のタイトルにもある「アウトプット」についての内容です。
アウトプットはトレーニングにあたります。つまり、本から得た情報が、どれだけ血肉化されるかはアウトプットの仕方によって決定づけられるのです。
なぜ、その本を読むのか。何に期待してアウトプットするのか。こういった目的意識を頭から離さないことが重要です。無目的に本を読むことやアウトプットをしてしまうと、その行為自体が目的化してしまい、自己投資にはつながりません。
(引用:自己肯定感を上げるOUTPUT読書術)
アウトプットはトレーニングと同じである。私たちが筋トレをすることで筋肉が鍛えられ大きくなるのと同じように、読書をしてアウトプットすることで初めて、知識として血肉化されていくということです。
ただ漠然と読書をしているのではもはや意味はなく(まったくないとは言えないですが効果はかなり薄い)、「なぜその本を読むのか?」ここの目的をしっかり持ったうえで本を読み、さらにそれをアウトプットする。そのレベルでの読書をして初めて「血肉化した読書」といえるのです。
ハードルが高そうですが、せっかく読書をするのであればここまでの意識をもってやってみたいところだと思います。このレベル感で読書をした際には、自分自身でも実感できるくらい「その本を読んでよかった、ためになった」と思えるはずです。
健康と読書の関係性
続いては、健康と読書の関係性というお話。
こちらも読んでいてとても興味深い内容だったので、紹介します。
一週間に最大3時間半の読書をする人は、本を読まない人と比べ、調査開始から12年後の死亡率が17%も低く、3時間半以上の読書をする人は、23%も死亡率が低い。さらに、寿命に関しても読書をする人たちは、読書をしない人と比べて、平均で2年ほど長生きだったことが示された。
つまり、本を読むことは、人生そのものを豊かにするだけではなく、人生の長さを変えてしまうほどの効果が期待できるのです。
(引用:自己肯定感を上げるOUTPUT読書術)
なんと「本を読むこと」と「健康」には相関があったという衝撃的な内容です。
上でも書いてありますが、読書は人生そのものを豊かにするだけではなく、人生の長さを変えてしまうほど効果が期待できるものなのです。
こんなんやるしかないでしょ。
具体的な読書テクニック
続いては、具体的な読書テクニックの話を紹介します。
読書の3つの誤解
まずは読書がもたれてる「誤解」について。
一般的に持たれている誤解にはこのようなものがあります。
- せっかく買った本なのだからすべて読む必要がある
- とにかくたくさんの本を読んだ方がいい
- 速読術を身に付けて早く読んだ方がいい
しかしこれらは、読書の本質とは異なっており、本書ではこのように述べられています。
本来の目的さえ果たすことができれば、すべて読まなくても、多く読まなくても、早く読まなくてもいいのです。
(引用:自己肯定感を上げるOUTPUT読書術)
要は、目的を持って読んで、その目的が達成されたのであればどんな読み方であってもそれは「読んだ意味があるもの」になるのです。
読書を継続させるコツ
そしてもう一つ、読書を継続させるコツについての話も紹介します。
本書で述べられていたコツを2つ紹介します。
- 完璧を求めないこと
- 目標を小さく設定する
これは読書に限らずいえることだと思いますが、小さく始めてとにかく「続ける」ことが結果的に継続に繋がっていきます。
初めから「たくさん本を読んでアウトプットもしっかりするぞ!」と意気込むのは素晴らしいことですが、やめてしまってはもったいないです。自分が続けられる範囲で、小さいレベルから徐々に大きくしていきましょう。
目的を明確にせよ
続いては、目的を明確にせよというお話。
何より重要なことは、読書の目的を明確にすることです。
成功者が皆読んでいるから読書するという、漠然とした理由ではなく、あなたが読書に何を期待し何を求めているかを明らかにするのです。
(引用:自己肯定感を上げるOUTPUT読書術)
先ほども少し触れましたが、読書は目的をもってすることで、効用が最大化します。
「皆がやっているからやる」ではなく、自らの意志でやることが大事なのです。
的が定まらない限り、ほかの優先順位の高い仕事や、スマホを見る時間に奪われてしまうことでしょう。読書をする際には、その目的を言語化できるようにしましょう。
読書離れ実際どうなの?
続いては、読書離れ実際どうなの?というお話
「○○離れ」というワードをよく目にするかと思いますが、そのうちの一つとして挙げられるのが「読書離れ」。実際のところどうなのでしょうか?
読書離れが深刻なのは、16歳以上の学生や大人たちなのです。
1ヶ月に1冊の本を読まないと回答した人が全体の47.3%、また、1ヶ月に5,6冊と7冊以上と答えた人の割合が、それぞれ3.2%という結果が示されました。
(引用:自己肯定感を上げるOUTPUT読書術)
やはり、実際に「読書離れ」は深刻なようでした。特に16歳以上の学生から大人の読書離れが深刻化しています。
1ヶ月に1冊も読まない人が全体の約半数を占めているのです。
しかしこの話を悲観的にとらえるのではなく、本書では以下のような展開にもっていっています。
仮にこれまで本を読む習慣がなかった人が、この6.4%という小集団の中に入ることを想像してみてください。きっと自分の価値観、能力、心の在り方といったあらゆるものが変化し、人生にプラスとして作用するに違いありません。
読書離れを嘆くどころか、むしろ自分の人生を好転させる大チャンスとしてとらえ、積極的な自己投資を今こそ試みるべきではないでしょうか?
(引用:自己肯定感を上げるOUTPUT読書術)
先ほどの1ヶ月に1冊も読まない人の47.3%という数字に悲観するのではなく、1ヶ月に5,6冊と7冊以上と答えた人の割合が、それぞれ3.2%という点に着目するのです。
要は、全体の6.4%の人が読書をたくさんしていると捉えることができます。
そして、「自分自身もこの小集団に属することができれば、人生にプラスに作用しそうでしょ?」という主張です。
みんなと同じことをやっていればあなたはみんなと同じようになります。少数の人しかやっていないことをやればあなたは少数の人になります。
これを機に、少数派6.4%に属してみませんか?
ツッコミ読書術
続いては、ツッコミ読書術というお話。
読書をする際にどのようなスタンスで臨めばよいか?という内容です。
著者の主張に線を引きながらうなずき、違和感があればツッコミを入れる。これによって、まるで著者と対話するような、アクティブな読書が可能となります。
違和感とは自分と相手の感覚や、考え方の不一致によって生じるものです。ですから何も考えず、ただ受け入れるだけの姿勢では、違和感が一切発生せず、感心するだけで読書が終了してしまいます。
(引用:自己肯定感を上げるOUTPUT読書術)
思考停止で読み進めるのではなく、「なぜその主張なのか?」「ここはこうじゃないのか?」そのような感じで考えながら読み進めることが大事だということです。
常に「ツッコミ」ができるスタンスで読むことで読書に質が一段と高くなります。
得られる最大の恩恵
最後は、得られる最大の恩恵というお話。
ここまでいろいろと紹介してきましたが、「結局読書で一番のメリットって何なのか?」そんなお話です。
読書で得られる最大の恩恵の一つは「人生のケーススタディ」が得られるという点です。
自分以外の成功事例、失敗事例を数多く知っている人は、人間社会の共通パターンや、人生で起こりえる傾向をつかんでいるため、未来を想定しながら対策を練ることができます。
(引用:自己肯定感を上げるOUTPUT読書術)
読書の最大のメリットは、得られた知識を今後の人生に生かすことができるという点にあります。
自分が知らないことには対処はできません。身を持って体験するのが一番ですが、読書でもある程度の知識を得ることができ、それが今後の人生の選択肢の一つになったりするのです。
読書をすることで人生が豊かになるということはこういう意味だと捉えて問題なさそうです。
まとめ
少々長くなってしまいましたが、最後にここまでのまとめをしていきます。
改めてになりますが、この本で一番言いたい事はこうです。
読書によって、人は自己肯定感を高め、人生を好転させることができる。
「読書」をするだけで、私たちの人生までもが変わる可能性を秘めています。
今回紹介した本「自己肯定感を上げるOUTPUT読書術」はすでに読書をしている人にもこれから読書をしてみようかなと思っている人にも、自己肯定感について悩みを抱えている人にとっても非常におすすめの本です。
最後に、今回紹介した本の目次と購入先のリンクを載せておきます。読んでみようかなと思っていただけましたら、ぜひ手に取ってお読みください。
おわりに
最後までご覧いただきありがとうございました。
今回は、アバタローさんの書いた本「自己肯定感を上げるOUTPUT読書術」の要約記事を書きました。
読書の重要性、そしてその凄まじい効果が良くわかる本だったなと思います。
目的をもって読書をし、さらにそれをアウトプットまでもっていくことで、自己肯定感が高まり人生が好転していくという主張は、まさしくその通りだなと思いながら読みました。
「読書はいいものだ」これはよく言われている事ですが、ただ”読書をしているだけ”では力にはなりません。
やはりこの本のタイトルにもあるように「アウトプット」がカギとなってくると思います。
ただ読んで終わり、ではなく、読んだ後に実際の行動に落とし込んでみたり、誰かにその本で学んだ内容を話してみたりする(=アウトプット)ことで、はじめてその本を読んだ意味を持つのです。
でもそんなこと言っても「読書なんて続けることができないよ」という方もいるかと思います。
そのような方に向けて「読書を習慣化させるにはどのようにしたらいいか?」そんな記事も書いていますので良かったら一読ください。
また、読書を始めるにあたって「何の本を読めばよいか?」ここについて迷ってしまうよって方は、こちらの記事を参考にしてみてください。何か自分に合った良書が見つかることを願います。
読書は食事である。あなたも本を読む種族6.4%に属しませんか?
ではまた。
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