才能を見つける5つの質問【本紹介】

本の紹介

あなたの才能は何ですか?あなたには何の才能がありますか?

今回は、一冊の本を題材に「才能を見つける5つの質問」をテーマに書かせていただきたいと思います。

今回紹介する本はコチラ。

タイトルの通りに、とてもやさしく「才能」を見つけるまでの道のりを記してくれた良書です。今回はその中から特に伝えたいと思った内容を記事にしました。ぜひ最後まで見ていってください。

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才能を見つける5つの質問

それではさっそく本題に入っていきましょう。

大前提として本書では、「私たちは誰しもが才能は持っている。けれど才能の見つけ方を知らないだけ、間違っているだけ。」というのが大筋の主張となっています。

そんな「才能」をどうやって見つけたらいいのか、さまざまなワークが紹介されているのですが、その中でも、たった5つの質問からも「才能」を導けられるというのです。

その5つの質問について紹介していきます。

Q1 他人にイラっとすることは?

一つ目の質問。「他人にイラっとすることは?」

あなたが他人にイラっとすることは何でしょうか?イラっとすることを考えてみると、そこには才能が隠れている可能性が高いです。

イラっとするときには以下の2つのどちらかの感情が湧いているはずです。

  • 「自分だったらこうするのに」
  • 「自分だったら絶対こうしないのに」

つまり、「自分なら普通にできてしまうこと」ができない人を見たときに、「なんでこんなこともできないの?」とイラっとしてしまうのです。そしてこの「イラっ」には、才能が隠れています。

まず、イラっとしたことを考える

→次に、自分が何が当たり前にできるからイラっとしたのか考える

実際の具体例はこんな感じ↓

・「相手の立場を考えずに意見してくる」ことにイラっとした

→「相手の立場に立って考える」が当たり前にできる才能

・「同じ失敗を繰り返す」人にイラっとした

→「問題が起きたときに根本解決する」が当たり前にできる才能

このように、他人にイラっとしたときは、他人のできないことを指摘するのではなく、「その逆が自分の才能なのだ」と捉えることで、人間関係が円滑に進むようになり人生がラクになるのです。

Q2 親や先生によく注意されたことは?

二つ目の質問。「親や先生によく注意されたことは?」

よく注意されてしまうことは何でしょうか?人から注意されることは、あなたの突き抜けているポイントと捉えることもできます。目立っているからこそ、注意されるのです。

注意されたことを思い出す

→自分のどんな「つい、やってしまうこと」が短所になったのか考え、長所として捉えなおす

実際の具体例はこんな感じ↓

・飽きっぽいことを注意された

→「新しいことに興味を持つ」才能

・冷たい、思いやりがないと注意された

→「感情を交えずに考え、判断する」才能

今後あなたが注意されることがあったらその内容から才能を見つけてみるのもいいかもしれません。これからの人生では「その才能を活かせる環境」を選んで歩んでみてください。間違っても、注意される環境で頑張り続けることはやめましょう。

Q3 やっちゃダメと禁止されると辛いことは?

三つ目の質問。「やっちゃダメと禁止されると辛いことは?」

才能とは、「つい、やってしまうこと」です。自分にとって、それをやっている状態が自然で、やっていない状態は不自然です。

無意識にやっていることなので、禁止されてできない状態はとても苦しいもの。鳥が空を飛ぶことを禁止されて、陸を歩きなさいと言われているようなものなのです。

やっちゃダメと禁止されると辛いことを考える

→どんな「つい、やってしまうこと」が禁止されているのかを考える

実際の具体例はこんな感じ↓

・落ち込んでいる人がいる時に話を聞くことを禁止されると辛い

→「人の気持ちに寄り添う」ことがつい、やってしまう才能

・本を読むことを禁止されると辛い

→「新しい知識を学ぶ」ことがつい、やってしまう才能

これらの質問で見つかった、禁止されると辛いくらいの「才能」を仕事にするとどうなるでしょう?そうなってしまえば「仕事をしたい」とか「したくない」というレベルではなく「仕事をつい、やってしまう」という状態になります。

成功の秘訣は「やる気を出すこと」ではなく「やる気がなくてもできることを続けること」です。

Q4 あなたの短所を「だからこそ」で言い換えるとどうなりますか?

四つ目の質問。「あなたの短所を「だからこそ」で言い換えるとどうなりますか?」

「短所」と「長所」は表裏一体です。

なのに、「あなたの長所は何ですか?」と聞いても答えれる人は少なく、「あなたの短所は何ですか?」と聞くとほとんどの人が答えられます。なんだか不思議ですよね。

私たちが見つけやすい「短所」から「才能」と「長所」を見つけましょう。あなたの「短所」を一瞬で「長所」に変えてしまう魔法の言葉があるいうので紹介します。

それは「だからこそ」

例えば「人見知りだから、新しい友達がなかなかできない」と考えていたとします。この「だから」を「だからこそ」に言い換えてみましょう。

そうすると「人見知りだからこそ、大事な人とじっくり向き合うことができる」や「人見知りだからこそ、一人でじっくり考える時間をとることができる」と一瞬で長所に言い換えることができます。

短所を考える

→短所がどんな「才能」から生まれているか考える

実際の具体例はこんな感じ↓

・人と長時間一緒にいると疲れる

→だからこそ、一人で思考し新しいものを生み出すことができる

・承認欲求が強い

→だからこそ、多くの人に役立つ仕事をすることができる

・臨機応変に対応するのが苦手

→だからこそ、自分で主体性を持って動くことができる

・目的のない世間話が苦手

→だからこそ、目的からそれずに進むことができる

短所があるあなた「だからこそ」輝ける。そんな場所が世界には必ず存在しているのです。

Q5 他の人は嫌がるのに、自分には楽しいと思えることは?

五つ目の質問。「他の人は嫌がるのに、自分には楽しいと思えることは?」

仕事として、あまりに楽しくて、遊びだと思えるくらいのことを見つければ、勝ったも同然です。

自分には遊びのように楽しいのに、周りからは仕事として受け止められる。それがあなたの「才能」になります。

「努力は夢中にかなわない」

例えば「ゲームをすることくらいしか夢中になれるものはない」という人がいるとします。ですが、ゲームに夢中になる人は多くいますが、何を楽しんでいるかは人それぞれだと思います。ゲームの中でも「レベル上げをするのが楽しい」という人がいるのなら、それは「コツコツ成長する」才能を持っていると言えます。一方「最短ルートで攻略することが楽しい」という人は、「効率的な戦略を考える才能」を持っているのです。

このように「夢中になれることの中で、どんな行動が特に楽しいのか?」まで掘り下げることで、あなたの才能を見つけることができます。

「他の人は嫌がるのに、自分には楽しいと思えること」を思い出す

→特にどんな行動が楽しいのか考える

実際の具体例はこんな感じ↓

・会議の進行役をすること

→「みんなの意見を引き出してまとめる」のが楽しい←これが才能

・書類ミスのチェックをすること

→「ミスを見つける」のが楽しい←これが才能

才能を見つけて活かすことができると、これまでの人生が何だったんだと思えるほど、世界の見え方が変わっていくのです。

おわりに

最後までお読みいただきありがとうございました。今回は、「才能を見つける5つの質問」をテーマに記事を書いてみました。

自分の「才能」を見つける。というとどうも難しく考えてしまいがちです。ですが今回紹介した5つの質問を使ってみると何か見えてくるものがありそうと思ったので紹介してみました。

最後に一挙まとめです↓

才能を見つける5つの質問
  1. 他人にイラっとすることは?
  2. 親や先生によく注意されたことは?
  3. やっちゃダメと禁止されると辛いことは?
  4. あなたの短所を「だからこそ」で言い換えるとどうなりますか?
  5. 他の人は嫌がるのに、自分には楽しいと思えることは?

個人的には、「他人にイラっとすることは?」と「だからこそ」で言い換える、の二つがしっくりきて、自分自身の才能について考えやすく感じました。

自分自身に問いかけてみることで、内側に秘められた才能に気が付くことができるのではないでしょうか?

誰にでも才能はある。ただ気づいていないだけ。

「自分になんか才能はないよ」と思ってしまっている人にはぜひ読んでもらいたい一冊です。励みになるし才能が見つかるかもしれません。

新たな才能に目覚めよう。

ではまた。

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