この記事は、大人でも読み間違えているであろう「漢字の読み方」についてをまとめた記事です。
こちらの動画を見ていて衝撃を受けたので、共有させていただきたく思います。
参考動画↓
この動画では、読み間違えやすい漢字20個を一問一答のクイズ形式で出題されていて、私も視聴した際に、
いやいや、そんなふうに読むんかい!!知らんかった!!!
と衝撃を受ける漢字の読みが多々ありました。
私自身がそこまで漢字に強くないというのもあるのかもしれませんが、これまでにたくさん間違った漢字の読みをしていたことに気づかされました。
今回紹介する漢字の読みは、大人でも読み間違えているであろうものがたくさんあると思います。
私たちが普段仕事や日常生活で使っている言葉は、実はめちゃくちゃに読み間違えています。
別に間違えてたっていいじゃん!伝わればいいじゃん!
そんな声があるかもしれません。
確かに私もそう思う。言葉なんて伝わればいいじゃんと。
しかし動画でも言っていましたが、間違っていることを知ったうえで使うのか、間違っていると知らずに使うのかとでは雲泥の差があるということです。
知っているという事実が大切。
あくまでも知識の一部として、楽しみながら見ていただけたらと思います。
では行きましょう。
大人でも読み間違えている漢字20選
それでは大人でも読み間違えている漢字を20個紹介していきます。
「自分はどのくらい正しく読めているかな?」と考えながら、読み進めていただけたらなと思います。
あなたは20個中、何個の漢字を正しく読めているでしょうか?
浅薄
何と読むでしょう?
おそらく多くの方が、あの読み方で読み間違えているであろう漢字です。
この漢字の読み方、
正解は...
せんぱく
です。
多くの方が「あさはか」と読んでしまっていたのではないでしょうか。
私も間違えてました。正しくは「せんぱく」だそうです。
言葉の意味
考えや知識が浅く行き届いていないこと。また、そのさま。あさはか。「浅薄な知識」
引用:コトバンク
間髪を入れず
何と読むでしょう?
正解は...
かんはつをいれず
です。
これ、「かんぱつをいれず」ではないんです。
正しくは「かんはつをいれず」。
しかし、漢字変換を使っても「かんぱつをいれず」と入力すると出てきます。
「かんはつをいれず」だと変換されません。
「かんぱつをいれず」との読み方の方が定着してしまっているというパターン。
動画でも言っていたのですが、このような「間違えた読み方が正しくなっていくケース」についても触れていました。
例えば「世論」という漢字。
この漢字の正しい読みは「せろん」です。
でもみんながみんな「よろん」「よろん」と言い続けていた結果、今ではニュースでも「よろん」と読まれるようになりました。
時代とともに言葉は移り変わります。
ですが移り変わった事実を知っておく必要はあるとおっしゃられていました。
少し話は脱線しましたが、「間髪を入れず」の正しい読み方は「かんはつをいれず」でした。
言葉の意味
少しの時間も置かないさま。「質問に間髪を入れず答えた」
引用:コトバンク
奇しくも
何と読むでしょう?
正解は...
くしくも
です。
「く」なんです。「き」ではありません。
意外に、「きしくも」と読んでいる人が多いはず。
正しくは「くしくも」と読みます。
言葉の意味
偶然にも。不思議にも。「奇しくもその誕生日に世を去った」
引用:コトバンク
諸刃の剣
何と読むでしょう?
正解は...
もろはのつるぎ
です。
「もろはのけん」ではありません。正しくは「もろはのつるぎ」です。
言葉の意味
一方では非常に役に立つが、他方では大きな害を与える危険もあるもののたとえ。両刃の剣。
引用:コトバンク
言語道断
何と読むでしょう?
正解は...
ごんごどうだん
です。
「げんごどうたん」と読む人がたくさんいるとのこと。正しい読みは「ごんごどうだん」です。
言葉の意味
あまりひどくてことばも出ないほどであること。きわめて悪くて、何ともいいようがないこと。もってのほか。
引用:コトバンク
職人気質
何と読むでしょう?
正解は...
しょくにんかたぎ
です。
「しょくにんかたぎ」なんです。
「しょくにんきしつ」ではありません。
これは間違えて読んでいる方も多いはず。
私もめちゃくちゃ間違えていました。。「きしつ」じゃない、「かたぎ」なんです。
言葉の意味
職人に特有の気質。自分の技能を信じて誇りとし、納得できるまで念入りに仕事をする実直な性質。
引用:コトバンク
御利益
何と読むでしょう?
正解は...
ごりやく
です。
「ごりえき」ではありません。正しくは「ごりやく」と読みます。
言葉の意味
神仏が人間に与えるお恵み、幸運。ご利生。霊験。「観音さまのご利益」
人や物によって受ける恵み。
引用:コトバンク
御用達
何と読むでしょう?
正解は...
ごようたし
です。
「ごようたし」と読みます。
「ごようたつ」と言いたくなりますよね。「~のごようたつ」みたいな。
正しくは「ごようたし」です。覚えておきましょう。
言葉の意味
宮中・官庁などへ用品を納めること。「宮内庁御用達の品」
引用:コトバンク
声を荒らげる
何と読むでしょう?
正解は...
こえをあららげる
です。
正しい読み方は「こえをあららげる」。
「あらげる」ではありません。「あららげる」と読みます。
実際日本人の8割が「あらげる」だと思っているそうです。
確かに話し言葉で「あららげる」は言いづらいし、間違えて使っていそう。
でも正しくは、「こえをあららげる」と読みます。
言葉の意味
激しい語気の声を出す。「怒りのあまり、思わず―・げる」→荒らげる[補説]
引用:コトバンク
凡例
何と読むでしょう?
正解は...
はんれい
です。
正しい読み方は「はんれい」です。「ぼんれい」ではありません。
「ぼんれい」と読みたくなりますよね。
- 凡人の「ぼん」
- 平凡の「ぼん」
- 汎用の「はん」
- 凡例の「はん」
ややこしいですが、凡例は「はんれい」と読みます。
間違えないようにしましょう。
言葉の意味
書物の巻頭にあって、その編述の方針や使用法などを述べたもの。例言。
引用:コトバンク
続柄
何と読むでしょう?
正解は...
つづきがら
です。
正しい読み方は「つづきがら」です。「ぞくがら」ではありません。
書類とかに書いてあるこの漢字「続柄」
「ぞくがら」ではないんです。正しくは「つづきがら」と読みます。
言葉の意味
親族としての関係。「戸籍筆頭者との続き柄」→ぞくがら(続柄)
引用:コトバンク
押印
何と読むでしょう?
正解は...
おういん
です。
正しい読み方は「おういん」です。「おしいん」ではありません。
ちなみに、「ボタンを『押下』すると」の「押下」という漢字。
「おしした」ではなく、「おうか」と読みます。
「押」の読み方に「おう」があると認識していれば、「押印」も正しく読めるでしょう。
正しい読み方は「おういん」でした。
言葉の意味
印を押すこと。捺印。「署名して押印する」
引用:コトバンク
出生率
何と読むでしょう?
正解は...
しゅっしょうりつ
です。
正しい読み方は「しゅしょうりつ」です。「しゅっせいりつ」ではありません。
「しゅっせいりつ」と読み間違えている方も多いはず。
今回参考にさせていただいた動画の「マコなり社長」も他の動画で言い間違えていたとおっしゃっていました。
「しゅっしょうりつ」間違えないようにしましょう。
言葉の意味
一定期間の出生数の、人口に対する割合。一般に、人口1000人当たりの、1年間の出生児数の割合をいう。日本では毎年10月1日現在の人口を基準とする。死産を含む場合は出産率という。しゅっせいりつ。→合計特殊出生率
引用:コトバンク
相殺
何と読むでしょう?
正解は...
そうさい
です。
正しい読み方は「そうさい」です。「そうさつ」ではありません。
思わず「そうさつ」と読みたくなってしまうかもしれません。
正しくは「そうさい」です。
言葉の意味
差し引いて、互いに損得がないようにすること。帳消しにすること。また、長所・利点などが差し引かれてなくなること。「貸し借りを相殺する」「それまでの実績が一度の失敗で相殺される」「それぞれの魅力を相殺し合う」
引用:コトバンク
粗利益
何と読むでしょう?
正解は...
あらりえき
です。
正しい読み方は「あらりえき」です。「そりえき」ではありません。
これはビジネスをやっている方なら読めたはず。
私も、簿記やFPを学ぶ中で「こうやって読むのか~」と思った記憶があります。
正しくは「あらりえき」です。
言葉の意味
売上高から売上原価を差し引いた額。大まかに示される利益。売上総利益。粗利。
引用:コトバンク
早急
何と読むでしょう?
正解は...
さっきゅう
です。
正しい読み方は「さっきゅう」です。「そうきゅう」とは読みません。
「○○さん、これ『そうきゅう』にやっておいて!」と使っている方も多いのではないでしょうか。
正しくは「さっきゅう」と読むのです。
言葉の意味
非常に急ぐこと。また、そのさま。至急。そうきゅう。「早急な処置が望まれる」「早急に対策を講じる」
引用:コトバンク
雰囲気
何と読むでしょう?
正解は...
ふんいき
です。
正しい読み方は「ふんいき」です。「ふいんき」ではありません。
「ふいんき」と読む方が多いと動画では言われていましたが、どうでしょうか。
これは私はずっと「ふんいき」と読んでたのでピンときませんでした。
それと同時に、自分が読めているものに対しては「なんでこれを読めないのか」と思っている一方で、そう思っている漢字の中にも実は読み間違えているものがたくさんあるということも実感しています。
「雰囲気」は「ふんいき」と読みます。
言葉の意味
天体、特に地球をとりまく空気。大気。
その場やそこにいる人たちが自然に作り出している気分。また、ある人が周囲に感じさせる特別な気分。ムード。「家庭的な雰囲気の店」「職場の雰囲気を壊す」「雰囲気のある俳優」
引用:コトバンク
他人事
何と読むでしょう?
正解は...
ひとごと
です。
正しい読み方は「ひとごと」です。「たにんごと」ではありません。
素直に読んだら「たにんごと」と読みたくなっちゃいますよね。
正しい読みは「ひとごと」です。
言葉の意味
他人に関すること。自分に関係のないこと。たにんごと。また、世間一般のこと。
引用:コトバンク
重複
何と読むでしょう?
正解は...
ちょうふく
です。
正しい読み方は「ちょうふく」です。「じゅうふく」ではありません。
これは間違えやすい漢字として逆に認知されすぎていて、正しく読める人も多いかもとのこと。
実際読めたでしょうか?
正しい読み方は「ちょうふく」です。
言葉の意味
同じ物事が重なり合うこと。じゅうふく。「語句の重複を避ける」「話が重複する」
引用:コトバンク
一段落
何と読むでしょう?
正解は...
いちだんらく
です。
正しい読み方は「いちだんらく」です。
いやいや、「ひとだんらく」じゃないんかい!!!!(動画を見ながら叫ぶ)
「ひとだんらく」ではないんです。正しくは「いちだんらく」
「この仕事『ひとだんらく』したらランチ行こうよ」とか使っちゃってますよね。
これは衝撃的でした。「一段落」は「いちだんらく」と読みます。メモメモ。
言葉の意味
物事が一応かたづくこと。ひとくぎり。「事件もこれで一段落がついた」「仕事が一段落したらお茶にしよう」
「ひとだんらく」と読むのは誤りだが、話し言葉では使われることも多い。
引用:コトバンク
正しい読み方について
以上「大人でも読み間違えている漢字20個」を紹介させていただきました。
- 正しく読めている漢字
- 微妙に間違って読んでいた漢字
- 全然違った読み方をしていた漢字
- まったくもって読むことができなかった漢字
いろいろあったかと思います。
しかし、今回の記事で重要なのは読めたか読めなかったかではありません。
今回参考にさせていただいた動画では、このように漢字の読みを紹介された後に「正しい読み方」について少しお話をされていました。
こういった正しい言葉遣い、
どこまでちゃんと理解する必要あるの?
と思いますよね。
実際、使われ続けるうちに偽物が本物になることだってあるのですから。
だったらそのままでいいんじゃない?
と思うかもしれませんが、正しい読み方も理解しておくと便利だと主張されています。
「マコなり社長」の漢字を読み間違えた際の失敗談も動画の中で話されていたので良かったら動画の方もご覧ください。
意外と自分が当たり前だと思っているものも間違っていたりするのが現実です。
今回紹介させていただいた漢字の中で、私の場合は「一段落(いちだんらく)」。
これは完全に「ひとだんらく」と読んで、話し言葉としても使っていました。
だからと言ってそれがダメだということではありませんが、間違っていたことを知り、正しい読み方も知ることができたことに価値があります。
何においても全く知らないよりも知っていた方が得をする場面が多いのは事実です。
今回はその一例としてこのような記事を書かせていただきました。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました。
最後に、今回の記事で紹介した「大人でも読み間違えている感じ20個」を一挙にまとめます↓
- 浅薄 → せんぱく
- 間髪を入れず → かんはつをいれず
- 奇しくも → くしくも
- 諸刃の剣 → もろはのつるぎ
- 言語道断 → ごんごどうだん
- 職人気質 → しょくにんかたぎ
- 御利益 → ごりやく
- 御用達 → ごようたし
- 声を荒らげる → こえをあららげる
- 凡例 → はんれい
- 続柄 → つづきがら
- 押印 → おういん
- 出生率 → しゅっしょうりつ
- 相殺 → そうさい
- 粗利益 → あらりえき
- 早急 → さっきゅう
- 雰囲気 → ふんいき
- 他人事 → ひとごと
- 重複 → ちょうふく
- 一段落 → いちだんらく
いかがでしたでしょうか?
いくつ正しく読めていたでしょうか?
私はどのくらい読めたかと言いますと、20個中11個しか正しく読めていませんでした。
元々漢字がそこまで得意ではないという言い訳もはさみつつ、それでもこれだけの漢字を読み間違えているという事実に気が付くことができたことが大きな収穫だったなと思います。
私が特に衝撃を受けた読み方は、「一段落(いちだんらく)」です。
読めた方からすると「何言ってんの?」って感じかもしれませんが、間違った読み方をしていた身としては衝撃的でした。
自分が当たり前にこれだと思って読んでいる漢字は、実は間違った読み方をしているかもしれません。
それが絶対にダメと言うわけではないですが、正しい読み方を使えることに越したことはありません。
何が間違っていて何が正しいのか。
そこを知っているということが何事においても大事であるというのが、今回伝えたかったことです。
知っていると知らないとでは天と地との差がある。
まだまだ知らないことがたくさんだ。
知っていることを少しずつでも増やしていこう。
ではまた。
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