ブロッコリーが指定野菜に追加されました。
突如報じられたニュースに、「へぇーすごいじゃん」という感情が出てきたのは束の間「いやそもそも指定野菜って何なん?」って思いはじめ、どうやらブロッコリーが追加されたのが15品目目とのことで「じゃあ今までの指定野菜ってどんなのがあったのだろう?」とか様々な疑問が湧いてきたので、記事にしてみることにしました。
この記事を読んでいただけたら、指定野菜についてちょっぴり知識をつけてもらえるかもしれません。指定野菜について一緒に学んでいきましょう!
ブロッコリーが指定野菜に追加されました
1月22日、農林水産省からこんな報道がなされました。
農林水産省は、ブロッコリーを食卓に身近な野菜として「指定野菜」に追加する方針を決めた。令和8年度から適用する。ブロッコリーは栄養価が高く、サラダなどへの需要を背景に近年消費が拡大している。指定野菜に位置付けることで、生産を計画的に進め、出荷の安定を図る狙いがある。指定野菜はキャベツやダイコン、トマトなど14品目あり、ブロッコリーが適用されれば昭和49年のジャガイモ以来52年ぶりの追加となる。
引用元:産経新聞オンライン
どうやら令和8年度から、ブロッコリーが食卓に身近な野菜として「指定野菜」に追加されるとのこと。背景には、指定野菜に位置付けることで、生産を計画的に進め、出荷の安定を図る狙いがあるようです。
ではそもそも指定野菜とはどんなものを指すのか?見ていきたいと思います。
そもそも指定野菜って何なん?
そもそも指定野菜とは一体何なのでしょうか?
「指定野菜」とは、国が、消費量が多く国民生活上の重要性が高い品目として位置づける制度です。これまでに、キャベツやだいこんなど、14品目の野菜が指定されています。
引用元:NHKニュースオンライン
現時点で指定野菜に登録されているのはご覧の合計14品目の野菜たちになります。確かにどれもおなじみといった顔ぶれ。キャベツをはじめに食卓によく並ぶ野菜たちがノミネートされていました。
指定野菜に選ばれるとどうなるのか?
ブロッコリーが指定野菜に追加されるとのことですが、追加されるとブロッコリー自体にどんな影響を及ぼすのでしょうか。
こんな内容が言及されていました。
農業は天候によって収穫量や価格が左右されやすい側面があります。指定野菜になると、価格が下落した際、大規模な生産者に支払われる補助金が手厚くなります。このため、安定供給につながることが期待されているんです。
引用元:NHKニュースオンライン
要は指定野菜に追加されると、生産者への手当が手厚くなり安定供給に繋がるとのこと。
ブロッコリーが追加されるのは、ジャガイモが追加されて以来とのことで、およそ半世紀ぶりという、農業界にとってのビックニュースとなりました。
そんなブロッコリーの出荷量の推移のグラフが出ていたので紹介します。
ほかの野菜たちと比べ、勢いがすごいことが分かります。確かに最近はサラダチキンとブロッコリーの意識高い組み合わせであったり、何かとブロッコリーを街中で見かけることが増えたような気もします。
私自身も冷凍のブロッコリーは便利で重宝しています。ネットでも購入できるみたいなので良かったらどうぞ。
野菜にまつわる銘柄を紹介
ブロッコリーのニュースを取り上げたところで、野菜にまつわる株の銘柄を少し紹介して終わりたいと思います。
「ブロッコリー 株」で検索をかけたら、なんとドンピシャでブロッコリーという会社の株ブロッコリー<2706>が出てきました。こんな株があったとは(笑)
しかし残念、こちらの株は2023年9月をもって上場廃止になってしまったとのこと。
この株が上場を続けていたとしたら、この報道を機に株価がどのような動きを見せていたのだろうかなと思いました(笑)
さて、実際のブロッコリー(野菜)にまつわる株をちょっくら見ていきましょう。
株探にて”機能性野菜”がテーマとして紹介されていた3つの銘柄を紹介したいと思います。(野菜関連の銘柄ということでこちらを紹介)
「機能性野菜」は、ビタミンや植物由来のさまざまな有用成分のうち、本来野菜にごく微量にしか含まれない、もしくはまったく含まれない成分を、技術を用いて高い含有量にした野菜のこと。生産工程での成分添加や、品種改良によるものなどがある。株式市場では、種苗メーカーなどが対象となる。
引用元:株探
1377 サカタのタネ
1つ目は、サカタのタネです。
こちらの会社は、種苗大手。野菜・花種子で収益力があり、自社開発品も多数。そしてなんとブロッコリー世界トップの会社でした。
今回の記事にぴったりの銘柄と言ってもいいでしょう。現在の株価はこんな感じ↓
大きく下落気味。これを買い時を見るか、もうちょっと様子見するか。そんな局面ですね。
成長率はこんな感じ。
コロナ初年度には落ちましたが、それ以外は安定的な成長を見せていました。今後も期待したい銘柄です。
2811 カゴメ
続いての銘柄は、カゴメ。
こちらの会社は、トマト加工品で首位の会社。飲料ブランドに強みを持ち、農産品事業を育成中。海外では業務用の事業も盛んとのこと。
カゴメの野菜ジュースとかケチャップとか、よく目にするかと思います。そんなカゴメの株価はこんな感じ。
直近で決算があったようで、爆上げしていました。成長率はこんな感じ。
来期の見通しが強気だったことが好感されたのでしょうか?野菜業界の銘柄も注目しておくといいかもしれませんね。
6788 日本トリム
最後に紹介するのは、日本トリム。
こちらの会社は、イオン整水器国内最大手。職域販売が中心。農業関連、医療機器分野にも力を入れて生きている会社です。
株価はこんな感じ。
最近は停滞気味。利回りも悪くはない。安く仕入れるチャンスが来るかもといった感じ。
成長率はこんな感じ。
売り上げは過去最高予想。今後の成長に期待です。
ふるさと納税にもブロッコリーがありました↓
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございました。今回は、ブロッコリーが指定野菜に追加されたという話題を取り上げてみました。
私自身、指定野菜というものの存在を知らなかったので、「そんなのがあったのか」という感想と、ブロッコリーが今後スーパーに並んでいるときにより注目するようになるなと思いました。
確かにブロッコリーは栄養価が高い野菜としても有名で、体にいいイメージがあります。そんなブロッコリーの供給が安定するようになるというのはいいニュースだなと思います。
今後も冷凍のブロッコリーにはお世話になりつつ、カゴメの株価でも追っていけたらなと思います。
サラダチキンとブロッコリーでもUberで頼もうかな()
ではまた🥦
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