【6年待ちのラーメン屋】”驚きの戦略とは”

企業ネタ

この記事ではタイトルにもある通り、「6年待ちのラーメン屋」をテーマに、そこから学べるマーケティングの話をしていきます🍜

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6年待ちのラーメン屋から学ぶマーケティング

今回なぜこのような話をするに至ったかといいますと先日、両学長のライブ配信を見ていた中で、とても興味深いお話をされていたからです。

(両学長:動画)

普段から両学長の動画は見ているのですが、今回はこのライブ配信でのお話を紹介させていただきます。

(勝手ながら、今まで私が食べてきたラーメンの写真たちと共にお送りします🍜)

ライブ配信にて

(一幻)

まず概要から話すと、両学長が友人から「1年待ちのラーメン屋があるから行かない?」と誘われ、そして行ってきたよというお話です。

さらになんとこのラーメン屋、今新規で予約をしようとすると6年半待ちだというのです。

これだけですごいインパクトですよね。

6年半待ちのラーメン屋とはいったいどんなラーメン屋なのでしょうか?

実際の店舗名などはここでは言われていなかったのですが、お店の佇まいとしては、

「古民家というか文化住宅、どう見てもラーメン屋でもないしお店でもない」

「今まで行ったお店の中で一番入るハードルが高い」

といっていました。

今にも崩れ落ちそうなんじゃないかっていうほどの、外の階段を上がっていったところにあるそうです(笑)。

なぜそれだけ予約を取るのが難しいのか?

(蒙古タンメン中本)

なぜ6年待ちになるほどに、予約を取るのが難しいのでしょうか?

結論、それはマーケティングが上手だからだそうです。

ラーメンのこだわりがあったり、ラーメンそのものがおいしいというのも理由の一つかもしれませんが、それ以上にこのマーケティング(仕組みづくり)が非常に上手で応用が利く話である、そして参考になるということです。

なんとこのラーメン屋は”一日に一組限定”でやっています。

ここがマーケティングがうまいポイントです。

「一組」ということで、もちろん一人でもいいし、最大8人までは入れるそうで、店内の状況としては、カウンターでもなく家庭の丸テーブルのようなところに座るそうです。

6年半待ちとなっている理由としては、仕組みとして「一日一組」だけだから、ということでした。

これにより必然的に予約が埋まっていくのです。

「来週予約が取れるラーメン屋行こー」と言われてもそこまで「行きたい!」とはならないですが、「一年待ちのラーメン屋、予約取れたから行こー」と言われたら「行きたい!」となりますよね。

ましてや「6年半待ちのラーメン屋予約取れたから行こー」なんて言われたら「何それ!気になる行ってみたい!」となると思います。

でもここでちょっと考えてみる。

一日一組だったら、どうやって儲けるのか?

一日一組だったら、どうやって儲けるのか?

(にし乃)

ここでシンプルな疑問が湧いてきます。

一日一組でどうやって利益を出しているのでしょうか?

ラーメン1杯1,000円だとして、売上は一人客だったらたったの1,000円、最大の8人が来たとしても8,000円しかありません。

これでは一日の売上げ最大8,000円と全然商売として成り立ちません。

しかしこのラーメン屋、そもそもそこで儲けるつもりはないというのです。

ではどこで儲けているのか?

このお店では、「麺、スープ、チャーシュー」のお持ち帰りECショップをやっていて、

いわゆる「通販」で儲けているのです。

いつでも入れるラーメン屋さんが、「通販やってまーす」というより、6年半待ちのラーメン屋さんが、「通販やってまーす」といった方が絶対に「買ってみたい!」「頼んでみたい!」となることは間違いありません。

「6年待ちのラーメン屋さん」と「行くのであれば6年待たなければ食べられないラーメン」が(まったく同じ味ではないとしても)、通販でお取り寄せできるとなったら、「6年待ちのラーメンか、気になるな、試しに頼んでみるか」となると思います。

(私自身、この話を聞いてとても興味が湧いて、「頼んでみたい!」となってます。)

6年待ちのラーメン、ECやってます!!

これは行く気もになるし、頼む気にもなるでしょう。

現地で食べるからこその「おいしさ」はもちろんあるというのを前提に置いたうえで、両学長は実際の店舗でも、そして後日通販で取り寄せたものも食べたそうなのですが、「どっちも味はそこまで変わらない(お店の雰囲気とかの効果はあるにしろ)」とのことでした。

どっちにしても、実際に体験してみたいですね。

この話から何を学ぶか

(満来)

この話から何を学べるでしょうか?

それはマーケティングが非常に上手であるということ。

味が特別とかではなく、”一日一組”という希少さを設けることで、そのラーメン屋、ラーメン自体の価値がどんどん上がっていき、そこにECをうまく組み合わせているところが凄いと感じました。

今回の話ではラーメン屋の話でしたが、これはほかのビジネスにも応用が利く話だと思います。

今すぐに具体的なアイデアを出して、実行するというのは難しいかもしれませんが、日頃からこのようなことを頭で考えていたり、常にアンテナを張っていることで、そのようなところから何か新しいことが生まれていくのではないでしょうか?

個人的に、6年待ちのラーメン屋について思うところ。

今から6年も待たなきゃいけないので予約をしていきたいという気持ちにはそこまでなりませんが、通販での取り寄せは今すぐにでもしたいと思っています。(見事マーケティングにハマっている)

最後に食事つながりということでこんなお話を。

最後に食つながりでちょっとした話を。

わたしたち人間は一生で何回食事ができるでしょうか?

1日3食、1年は365日、100歳まで生きるとして…約109,500回です。

今回はラーメン屋についてのお話でしたのでラーメン屋に焦点を当てますと、日本に存在するラーメン屋の数は…約30,000店だそうです。

つまり1日1食ラーメン屋でラーメンを食べることでギリギリ全国のラーメン屋さんを制覇できるといった計算になります。(やるかどうかは置いておいて)

ここで言いたいことは、

「私たちがご飯を食べられる回数には限りがある」

ということです。

だからこそ毎食毎食自分が一番食べたいものを食べられたらいいな、と感じています。

あなたも「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日食べる予定の食べ物を私は本当に食べたいだろうか?」と自問自答しながら、(某スティーブジョブズの名言になぞって)1食1食を大切にしようじゃないかというお話で締めさせていただきます。

ではまた👋

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