「いや、でも、だけど」から始まるback numberの魅力

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雑記

back numberの歌詞には、まっすぐな恋愛感情だけでなく、どこか自分で自分にツッコミを入れているような言葉が出てくるな、なんてことを思っていました。

例えば、

「いや」
「でも」
「だけど」
「まぁいいや」

といった言葉たちです。

好きなのに素直に言えない。
会いたいのに、強がってしまう。
妄想が広がったあとに、急に現実へ戻ってくる。

back numberの歌詞では、こういった言葉が入ることで、主人公の気持ちがよりリアルに見えて身近に感じるなと思います。ちょっとしたダサさがあるのも魅力だと思っています。

以前、back numberの楽曲に出てくる「色」に注目した記事を書きました。

関連記事:back numberと色の関係性を検証してみた

今回はそこから少し視点を変えて、
歌詞の中に出てくる「いや」「でも」「だけど」といった言葉に注目してみます。

back numberの曲の中から、自分にツッコミを入れている歌詞”自意識ツッコミ芸”を感じる曲を簡単に紹介していきます。ぜひ最後まで見て行ってください。

※歌詞の全文引用は控えめに、曲ごとの雰囲気や印象を中心にまとめていきます。

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高嶺の花子さん

まず外せないのが「高嶺の花子さん」です。

この曲は、好きな人に対する妄想がどんどん膨らんでいくところが印象的です。

この曲で該当する部分はこちらです。

キスをするときも君は背伸びしている
頭をなでられ君が笑います 駄目だ何ひとつ勝ってない
いや待てよ そいつ誰だ

引用:歌ネット

相手は自分には手が届かない存在。
それでも、どこか可能性を期待してしまう。
さらに、相手の周りにいるかもしれない人まで勝手に想像して、勝手に焦っている。

この”まだ何も起きていないのに頭の中だけで話が進んでいく感じ”がback numberらしいところかなと思います。

「いや、待てよ」と、主人公が自分の妄想に自分でツッコミを入れているこの曲。
片思いの切なさだけではなく、考えすぎてしまっているおかしさもある一曲かなと思いました。

クリスマスソング

「クリスマスソング」は、強がりと本音の差が魅力的な一曲です。

はしゃぐ恋人たちは
トナカイのツノなんか生やして
よく人前で出来るなぁ
いや 羨ましくなんてないけど

引用:歌ネット

クリスマスの街を見ながら、本当は好きな人と一緒にいたい。
でも、それを素直に認めるのは恥ずかしい。

この曲には、そうした”本音を隠そうとしているのに隠しきれていない感じ”があります。

「羨ましくない」と言いたい。
でも、本当は羨ましい。
「好きじゃない」と言いたい。
でも、本当は好き。

back numberっぽさを味わうなら、わかりやすい一曲です。

花束

「花束」は、恋人同士の会話のような雰囲気で進んでいく曲です。

どう思う? これから2人でやっていけると思う?
んんどうかなぁ でもとりあえずは
一緒にいたいと思ってるけど
そうだね だけどさ 最後は私がフラれると思うな
んんどうかなぁ でもとりあえずは
一緒にいてみようよ

引用:歌ネット

未来に対して完璧な自身があるわけではない主人公の気持ちが描かれている一曲です。

ずっと一緒にいられるかは分からない。
不安がまったくないわけでもない。
でも、今の気持ちはたしかにある。

この”わからないけど、それでも好き”という感じが、とても”らしさ”を演出しています。

「でも」「だけど」が、ただの否定ではなく、現実を見たうえでの本音として響いてきます。

おまえさん

「おまえさん」は、自分自身に言い聞かせているような雰囲気のある曲です。

追いかけながら少し僕は泣いてて
だけどもしかしたらあなたも泣いていて
どうしてこんなふうに最初から思いやれなかったのか

いやそうじゃなくて

最初から僕は失くして初めて 有難さに気づくような奴だった
あなたに愛想尽かされるのも納得の愚か者です

引用:歌ネット

誰かに向けて歌っているようでいて、自分の弱さや情けなさにも向き合っているようにも聴こえます。

強がる。
言い訳をする。
でも、結局は自分でもわかっている。

「いや、そうじゃなくて」と言い直したくなる。
格好つけたいけれど、格好つけきれない。
自分をごまかしたいけれど、ごまかしきれない。

その不器用さが、back numberらしい一曲です。

泡と羊

「泡と羊」は、日常の慌ただしさと、自分の気持ちが巧く整理できない感じが重なった曲です。

なんでアラームが鳴らないんだ
止めた覚えも聞いた覚えも
いや考えてる暇はない
また朝飯抜きだよなぁ もう

引用:歌ネット

考えたいことはある。
でも、考えている暇がない。
気持ちを整理したい。
でも、現実はどんどん進んでいく。

この曲の面白さは、恋愛の重さだけではなく、日常の中にある小さな焦りや言い訳っぽさがにじみ出ているところにあります。

テンポが速めで歌詞もポジティブな曲で元気がもらえます。

「恋」は、片想いの距離感が印象的な曲です。

君の
好きな映画も好きな食べ物も
誕生日も全部
全部知ってるけど

でも
毎日君が何を願って
誰を想っているのかも

結局
大事なとこは何も知らずに
それでもずっと
本当にずっと

引用:歌ネット

好きな人のことを考えている。
でも、相手のことをすべて知っているわけではない。
近くにいるようで、実は遠い。

片思いのもどかしさが描かれた一曲です。

重なり

「重なり」は、別れた相手への未練や、もう戻れない関係への痛みが強く出ている曲です。

でも でも分からないよ
分かりたくもないよ
それでも 今でも

引用:歌ネット

もう手は離れている。
相手は別の誰かと繋がっている。
それも分かっている。
でも、分かりたくない。
それでも、まだ戻れるかもしれないと思ってしまう。

そういう、理屈では分かっているのに気持ちが追い付かない感じが出ています。

「高嶺の花子さん」みたいな妄想にツッコミを入れるような軽さではなく、もっと切実な感じです。

「でも」「でも」と歌っている箇所が印象的で紹介させてもらいました。

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「いや・でも・だけど」があるから人間くさい

back numberの歌詞に出てくる「いや・でも・だけど」は、ただの接続詞ではないと思います。

そこには、主人公の迷いであったり、強がり、言い訳、本音の漏れのようなものがあると思います。

個人的に、back numberの魅力はそこにあると思っていて、

少し情けない。
少し考えすぎている。
少し自分にツッコミも入れている。
でも、最後にはちゃんと本音が残っている。

その”自意識ツッコミ芸”のような歌詞が、大きな魅力の一つにあります。

最後に、back numberの歌詞を別の角度から見てみたい方は、
こちらの記事もどうぞ。

今回は、ファン目線ではありますが、いつもとテイストは違う雑記記事を書いてきました。最後までお読みいただきありがとうございます。

先日back numberのライブにも行ってきて、ふとこんな記事を書いてみたくなりました。やはり生のライブは肌で感じる良さがあり、定期的に足を運びたいなと思いました。

飾らないダサさがカッコいいとまではいわなくとも魅力的に見える。

でも、でも、言いつつも前を向いていたらいいんじゃないの。

ではまた。

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