2025年に開催されている大阪・関西万博。世界中から集まったパビリオンは数が多く、1日や2日で回りきるのはまず不可能です。
私も先日(9月下旬)に実際に行ってきましたが、激混みで全然回り切れませんでした。。
この記事では、パビリオン全体をサクッと紹介した後、実際に行けたパビリオンの体験談を紹介していきます。もうかなり終盤を迎えていますがこれから行く方の参考になれば幸いです。
パビリオン一覧の概要
まずはパビリオン一覧を簡単にまとめてみました。パビリオンには大きく分けて4種類があります。
- 国内パビリオン:「日本館」「大阪ヘルスケアパビリオン」「関西パビリオン」など
- 海外パビリオン:「アメリカ館」「イタリア館」「フランス館」など
- シグネチャーパビリオン:「null²」など
- 民間企業パビリオン:「NTT」など
これらに分類されるパビリオンが施設内にギュッと集まっています。

それぞれカテゴリ別に整理した一覧表を作成しました。また各館名のところに公式リンクも貼っておきますので気になる方はチェックしてみてください。
国内パビリオン
館名 | 分類 | 場所/ゾーン | 予約要否 | ひと言見どころ |
---|---|---|---|---|
日本館 | 国内パビリオン | 日本ゾーン(中央) | 要予約 | 未来社会とテクノロジー体験 |
ウーマンズ パビリオン | 国内パビリオン | 西ゲート付近 | 不要 | 女性の活躍・ジェンダー平等をテーマにした展示 |
大阪ヘルスケアパビリオン | 国内パビリオン | 大阪ゾーン | 不要 | 医療・健康・長寿をテーマにした最新技術 |
関西パビリオン | 国内パビリオン | 関西ゾーン | 不要 | 地域文化や食の魅力を発信する館 |
海外パビリオン
シグネチャーパビリオン
館名 | 分類 | 場所/ゾーン | 予約要否 | ひと言見どころ |
---|---|---|---|---|
Better Co-Being | シグネチャー | 中央ゾーン | 要予約 | 健康とウェルビーイングに関する未来体験 |
Future of Life(いのちの未来) | シグネチャー | 中央ゾーン | 要予約 | 生命科学・バイオ技術をテーマにした展示 |
null²(ヌルヌル) | シグネチャー | 中央ゾーン | 不要 | 先端アートとテクノロジーの融合展示 |
民間企業・産業系パビリオン

全部回りきるのは至難の業、というより不可能。。初見さんにとっては予約も正直あてにならず、、どうしても行きたいところに何とか並んで行ったって感じでした。
前提条件:私たちは11時に入場しました
私たちはそもそも開園と同時に入場する枠はすでに埋まっており、入場できたのは11時からの枠でした。
前述したように開園と同時の枠はすでに埋まってしまっており、11時からの枠(東ゲート)での入場でした。会場の夢洲駅に9時半ごろ到着。大量の人と一緒にゲートに向かいました。


当日はそこまで暑くないとの天気予報を信じ、日傘をホテルに置いてきた私たち。なんとまあ朝は太陽が出ていて強い日差しに見舞われました。せっかく持ってきたのに、、

強い日差しのもとたまに移動をはさみながら1時間半弱待ち、ついに入場開始。


手荷物検査を経てチケットのQRコードを読み取りついに入場です。

入場のころには日差しも落ち着いていました。奥にミャクミャクがいる。


話題の木造建築、大屋根リング。
実際に行けたパビリオン体験談
無事に入場はできた大阪万博。一番の感想は「人が多い」。
それだけとにかく激混みの大阪万博でしたが、それでも実際に行けたパビリオンはいくつかありました。それらを写真とともに紹介していきます。
そんな私たちが実際に行けたパビリオンはコモンズ館(複数国が展示されているパビリオン)を含めると全部で11か所。
11か所というと多く感じるかもしれませんが、帰り際に空いているところに駆け込みで複数行ったことにより数が稼げているといった感じなので何とも言えません(笑)でもまあ実際に行ってきたところを写真とともに紹介していきます。
TECH WORLD

一つ目に行けたのが、TECH WORLD(テックワールド)。テックワールドと称していますが、台湾が展示している施設。大人の事情があるみたい。
世界をつなぎ、より良い未来の暮らしへ
ここは前々から興味があり、せっかくだから並ぼうと一生懸命並んで入りました。並んだ時間は2時間ちょっと。

中に入ると大量のタブレットや大画面での映像の展示がありました。半導体の実際のチップの展示なんかもありました。

個人的には半導体や最先端技術に興味があり並んでみました。確かに振り返ってみると充実したパビリオンだったかなと思う反面、最先端技術の要素は足りないように感じました。映像の迫力や綺麗さはよかったです。
アラブ首長国連邦

続いてはアラブ首長国連邦。こちらはそこまで行列ではなく流れるようにどんどんと入っていき、好きなタイミングで出ていくようなパビリオンでした。
大地から天空へ—UAEが拓く未来への挑戦


大きな柱がそびえたっているのが印象的。柱の近くに展示物も点在していて、そちらも興味を持ってみれば面白いものではあったかも。映像も流れていて、中東って感じの映像でした。すぐに入れたのは良かったポイント。
トルクメニスタン

続いては、トルクメニスタン。こちらは煌びやかな外観が特徴で、結構人気がありました。
トルクメニスタンの豊かな文化遺産、経済的潜在力、そして未来志向の革新的なビジョンを紹介し、伝統と進歩を融合させて、より良い未来を目指します。

トルクメニスタンの現大統領の肖像画が私たちを待ち構える。何とも言えない雰囲気。

中に入ると、部屋全体を覆うようなスクリーンに明るい映像が流れていました。一番下段に日本語で翻訳があったので、少々見づらいながらも最前列で映像を視聴しました。

トルクメニスタンで実際に使われているものであったりの展示。親日国のようで、日本の国旗が入った織物も展示されていました。

この万博で名前を初めて聞いた国。煌びやかな外観が印象的で、中に入ってもこれでもかといった感じで展示品が並んでいました。北朝鮮を超える独裁国家だそうで、その点も興味がわきました。新しい国を見つけさせてくれるという観点でも万博はいいものなのかもしれない。
チェコ

続いては、チェコ。こちらは1時間弱並んで入りました。外観の写真は取り忘れ。
スパイラル (螺旋) を中心に構築されており、個人と社会の成長の旅を象徴しています。このダイナミックな上向きの動きは、発展と知識の追求を表し、身体活動と没入型のマルチメディア体験が心と体を刺激し、内なる活力を育みます。

現代アートのような雰囲気が漂う館内。壁には絵が描かれ、何かを感じ取れ!と言われているかのよう。

壁の絵と一緒にサインがいくつか書かれていました。そこにヒカキンのサインも発見。

何ともアーティスチックなパビリオンでしたが、屋上まで登ることができ、そこからの景色はとてもきれいでした!

現代アートを感じ取ってくれといった雰囲気の館内。落ち着いて展示を見れる感じはとても良かったです。螺旋状の建物を登り切った後の開放感ある屋上はとても気持ちのいいものでした。(ちなみにここにはレストランもあり、そこで1,450円のビールを購入しました🍺)
大阪ヘルスケアパビリオン

続いては、大阪ヘルスケア。こちらは予約なしで入れるほうに行きました。予約するは大人気で、本当は行きたかったですが残念でした。
ミライの都市生活


心筋シートが実際に見られました。心臓のようにドックンドックンと動いていて不思議な感じでした。

それ以外にも未来の展示物がたくさんありました。

未来都市がテーマの非常に興味深い施設。というのもあって予約アリのほうは大変人気で前もって抽選で予約をし続けてやっと当選といった世界でした。無料のほうでも結構楽しめたので、有料のほうも体験してみたかったなと。
コモンズF
続いては、コモンズF館。こちらは3か国で構成されたパビリオンで、カザフスタン、アルメニア、ブルネイの3か国の展示がありました。カザフスタンを除く2か国であれば並ばずに入れるということで、そちらのみを拝見しました。

正直言ってよく知らない国の展示ではあるものの、それぞれの国の文化などが展示されていることには変わりはなく、わざわざ並ばなくても視点を変えれば全然楽しめるな、と感じました。
コモンズB

続いては、コモンズB館。B館は29の国と地域で構成された大型のパビリオン。中南米、アフリカ、アジア、太平洋の島国まで、普段なかなか訪れる機会のない国々が集結していました。

時間があまりなくそれぞれさらっとしか見ることができませんでしたが、気になる展示もいくつかあったり、各国の雰囲気に触れることができて結構楽しかったです。ジャマイカには結構な列ができていて人気そうでした。
コモンズC

続いては、コモンズC館。C館は11か国で構成されたパビリオンです。アフリカや中南米など、日本から遠く離れた国々が多数出展されていました。

ウクライナやイスラエルなどもここに展示されていました。こちらも終盤でさらっとの見方になってしまいましたが、なじみのない国の展示があったりで面白かったです。
チリ

続いては、チリ。こちらは並ばずに入れたので最後にさらっと見ていきました。
マクン:人々を包むチリの織物 、私たちが守る未来の社会
セネガル

続いては、セネガル。こちらも空いていたので最後にさらっと。
持続可能で公平な開発のために人々を結ぶ交差点
未来への交差点 セネガル
バングラデシュ

最後は、バングラデシュ。こちらのすぐに入れました。
いのちをつなぐ:伝統とイノベーションが調和する国
おわりに

最後までお読みいただきありがとうございました。今回は大阪万博で実際に行けた所についてまとめてみました。何か少しでも参考になるところがあれば幸いです。
「もっと早い時期に行けばよかった」
みんなが思っていたことでしょう。前々からニュースやらで情報はありましたが本当に人々であふれかえっていました。これでも私たちが行ったのは金曜日。土曜日はもっともっと多いのかとも思いました。

万博に行こうかな、そう決めたときに見てみたいなと思っていた人気パビリオンたちは、抽選で当たらないとほぼ見るのが不可能な混み具合。アメリカとかイタリアとか、見たかったな。

なんども通う人の気持ちはしっかりと分かりました。1日では到底回り切れない、そして物足りなさを感じる。大屋根リングの景色もすごくよかった。また行きたいとは思ったけれど、東京住みだしもう万博も終わるしで時すでに遅し。1回でも行けたことを良かったとしよう。もしまた日本でやる時があればまた行ってみようかな。そうは思っています。

帰りも混んでいましたが、30分ほど早く退散し、思ったより早く帰ることができました。
それにしても感想は「人が多い」でした。
けれど万博の雰囲気、パビリオンの外観の迫力や会場にいる現地の方々の雰囲気やらを感じられたのはとても楽しかったです。
あとは公式キャラクターのミャクミャクが癖になる可愛さ。かわいくなんかない(怒られる)はずが実際に足を運んでみると愛着が湧きました。

次日本でやるとしたらどこでやるのだろう。
ではまた。
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