自宅でコーヒー淹れてますか?
自宅でプロの味を楽しみたい方に朗報です。
コーヒーの世界大会で優勝されたことがある井崎英典さんの淹れ方を参考にすると、コーヒー本来の甘みを最大限に引き出すことができます。
この記事では、初心者でも再現しやすい手順を画像とともに丁寧に解説していきます。ぜひお家で実際にやってみてください。

私も実際にこの手順で淹れてみましたが、本当においしかったです☕
・井崎さんの書籍「世界一美味しいコーヒーの淹れ方」はこちらから。
必要な器具と材料
早速ですが、レシピを見ていきます。
- 粉量:21g(お湯100mlに対して6~8g)
- 挽き目:中挽き
- 湯温:92℃
- 蒸らし時間:60秒
- 注ぎ量:300ml
- 抽出時間:3~4分
- ドリッパー:HARUO V60(円錐型のものが望ましい)
- ドリップ用のフィルター
- スケールとタイマー
湯温やドリッパーの種類はこだわりすぎると再現性はないので、あくまでもおすすめはこれだよというくらいに見てもらえれば大丈夫です。
スケールとタイマーはあると正確にできるので、よかったら準備してみてください。
基本の手順(4:6メソッド)
続いて実際に入れていく手順について説明します。
今回紹介する淹れ方には名前がついていて「4:6メソッド」と呼ばれる手法です。ステップごとに解説していきます。
300mlを3投に分けて注ぐ
- 60g(20%)
- 60g(20%)
- 180g(60%)
💡ポイント
- お湯をドリッパーの壁までしっかりかけること
- 1投目の蒸らしの後と3投目の全部注ぎ切った後にスピンを入れること
手順をステップごとに解説
それでは実際の手順を画像とともに説明していきます。
使用する豆、器具
正直、使う豆は好みですが、動画内ではこちらの豆が使用されていました。

動画内で使用されていた豆:エチオピオイルガチェフェナチュナル
焙煎度合いはミディアムロースト=中煎りです。
コーヒー豆の量はお湯の量100mlに対して6~8g。動画内では間をとって7gで淹れていました。
注ぎ量300mlなので、コーヒー豆の量は21gになります。

挽き目は中挽き。動画内ではみるっこの6番で挽いていました。

みるっこ:良い値段しますが本格的に家庭でコーヒー豆を挽きたいならアリかも
ドリッパーはHARIOのV60、ペーパーフィルターはアバカフィルターをつかいます。
ドリッパー:HARIO V60
ペーパーフィルター:アバカフィルター
ドリッパーとサーバーを温める
豆を挽き終わったら抽出の前に、ドリッパーとサーバーを温めます。

これは抽出するときと抽出し終わった後のコーヒーの温度を下げないために行います。外気の影響を受けづらくなるので夏や冬関係なく安定して淹れることができるといいます。
※サーバー内に入ったお湯は捨てるのを忘れないようにしましょう。
コーヒーの粉を平らにする
温めたらコーヒーの粉を入れていきます。

コーヒーの粉を入れたら、軽くゆすって平らにしましょう。
コーヒー抽出開始
それではコーヒーを抽出していきます。お湯の温度は92℃です。(過程でここまで調整するのは難しいかもなので大体でも大丈夫〇)
1投目:60g(20%)を注ぐ

まずは1投目。60gを注いでいきます。
中心から円を描くように注ぎ、お湯をかけていきます。
お湯を60g注いだら、サーバーごとドリッパーをゆすって粉全体にお湯を行き渡らせていきます。

この動作はスピンといわれるそうで、3回ほどゆすっていきます。
粉全体にお湯を触れさせることで2投目以降のコーヒーの抽出をしっかりとできるようにしてあげる効果があります。
蒸らし時間は60秒。しっかりと蒸らしましょう。
2投目:60g(20%)注ぐ
60秒経過したら2投目を注ぎます。

2投目は20%の60gを注いでいきます。スケールの表示が120gになるまで注いでいきます。
蒸らしの時の注ぐ速さよりも若干速めに、そしてドリッパーの壁までしっかりとお湯をかけるようにしましょう。この状態で抽出時間が2分になるまで待ちます。
3投目:180g(60%)注ぐ
抽出時間が2分になったら3投目を淹れていきます。

スケールの表示が300gになるまで注いでいきます。注ぐ速さは2投目よりも若干速いぐらいで注ぐようにしましょう。この時もしっかりとドリッパーの壁までお湯をかけるようにしていきます。

300mlまでお湯を注ぎきったら少しだけ水位が下がるのを待って3回ほどスピンさせていきます。
スピンさせることによってドリッパーの壁に張り付いたコーヒーの粉を下に落とすことで最後までコーヒーの成分を抽出してあげるという効果があります。
あとはお湯が落ちきるまで待ったら完成です!
抽出時間は大体3~4分ぐらいを狙っていきましょう。もし4分以上かかってもお湯が落ちきらない場合は少し挽き目を粗くしてあげるといいでしょう。
抽出し終わったら確認しよう

コーヒーを淹れ終わったら最後に確認してみましょう。
抽出し終わったコーヒーの粉が、水平に平らになっているのが理想です。コーヒーの粉が水平になることで最後までしっかりと味が抽出できているということになります。
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まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。今回は井崎英典さん流のコーヒーの淹れ方について解説してきました。最後にまとめておきます。
300mlを3投に分けて注ぐ
- 60g(20%)
- 60g(20%)
- 180g(60%)
💡ポイント
- お湯をドリッパーの壁までしっかりかけること
- 1投目の蒸らしの後と3投目の全部注ぎ切った後にスピンを入れること
私はコーヒーが好きで自宅でも豆を挽いたりして飲んではいましたが、ここまで厳密に計って抽出したことがなく、今回この動画をみて実際に見よう見まねで淹れてみたところ、
「おいしすぎるっ!全然違う!!」
とびっくりしました。淹れ方ひとつで味や香りが全く違う。これだからコーヒーを極める人が世の中にはたくさんいるんだなと。お店で飲むコーヒーにもいろいろな味があるのだなと、改めて感じました。

家で実際に計って淹れてます。使用しているドリッパーやフィルター、豆は今回紹介したものと違いますが。それでも分量と抽出時間を守って淹れると本当においしくなって驚きでした。
私が使っている豆:澤井珈琲
家でもコーヒーを淹れている方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
素敵なおうち時間に一杯どうぞ☕
ではまた。
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