日本株の”妙味ゾーン”はここ|時価総額1~2兆円の銘柄を整理

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投資・お金

「時価総額10兆円以上の27社」で日本株の”核”を押さえ、さらに「2~10兆円」で主力セクターの地図を作ったら、次は時価総額1~2兆円のゾーンです。

このゾーンは銘柄数が一気に増え、主力の”次点”やテーマ次第で主役になり得る銘柄が詰まっています。

本記事では、Strainerの日本時価総額ランキング(2026.2.27)時点をもとに、時価総額1~2兆円の銘柄をセクター別に整理していきます。

※本記事は特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

また時価総額10兆円以上と、2~10兆円は別記事でまとめています。あわせてチェックしてみてください。

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なぜ「1~2兆円」を見ると投資がラクになるのか

1~2兆円のゾーンは、10兆・2~10兆の”次”として見ると理解がしやすいです。このレンジには、各セクターの主力に近い企業が多く、テーマや需給次第で評価が切り替わることもあります。

投資家目線で見るメリットは以下の3つがあります。

1つ目は、候補が一気に熱くなることです。主力級に近い銘柄の数が増えるので、比較の幅が広がります。

2つ目は、セクター内の2番手や3番手が見えてくることです。主役の次に買われる銘柄がどれかを考えやすくなります。

3つ目は、テーマが乗ったときの変化が出やすいことです。10兆・2~10兆円よりも、評価の切り替わりが早い銘柄が混ざってきます。

1~2兆円の銘柄は全部で82社

Strainerの日本時価総額ランキングで、1~2兆円の企業は次の82社です。銘柄数が多くなっていますので、一覧表はササっと確認程度にご覧ください。(2026.2.27現在)

順位企業名(コード)時価総額
131古河電気工業(5801)1.99兆円
132中部電力(9502)1.97兆円
133出光興産(5019)1.91兆円
134横浜フィナンシャルグループ(7186)1.89兆円
135光通信(9435)1.89兆円
136かんぽ生命保険(7181)1.87兆円
137千葉銀行(8331)1.82兆円
138カプコン(9697)1.79兆円
139ニトリホールディングス(9843)1.79兆円
140楽天グループ(4755)1.76兆円
141SUBARU(7270)1.74兆円
142日産自動車(7201)1.71兆円
143東京建物(8804)1.70兆円
144明治ホールディングス(2269)1.68兆円
145アサヒインテック(7747)1.67兆円
146東京電力ホールディングス(9501)1.66兆円
147大塚商会(4768)1.66兆円
148マルハニチロ(1333)1.65兆円
149日本航空(9201)1.64兆円
150ANAホールディングス(9202)1.63兆円
151すかいらーくHD(3197)1.62兆円
152日本郵便(6178)1.61兆円
153大東建託(1878)1.60兆円
154日本精工(6471)1.59兆円
155塩野義製薬(4507)1.58兆円
156東レ(3402)1.58兆円
157マツダ(7261)1.57兆円
158大和工業(5444)1.55兆円
159三菱ケミカルグループ(4188)1.54兆円
160住友商事(8053)1.53兆円
161東京センチュリー(8439)1.52兆円
162三菱倉庫(9301)1.51兆円
163日立建機(6305)1.50兆円
164日本ハム(2282)1.49兆円
165住友化学(4005)1.49兆円
166王子ホールディングス(3861)1.48兆円
167オービックビジネスコンサルタント(4733)1.46兆円
168日本電産(6594)1.45兆円
169西日本旅客鉄道(9021)1.44兆円
170JR西日本(9021)1.44兆円
171ヤマトHD(9064)1.43兆円
172関西電力(9503)1.42兆円
173三井化学(4183)1.41兆円
174日清食品HD(2897)1.40兆円
175コスモエネルギーHD(5021)1.39兆円
176東京ガス(9531)1.38兆円
177いすゞ自動車(7202)1.37兆円
178日本通運(9147)1.36兆円
179住友林業(1911)1.35兆円
180三井金属(5706)1.34兆円
181三菱ガス化学(4182)1.33兆円
182日立造船(7004)1.32兆円
183東京製鐵(5423)1.31兆円
184日本道路(1884)1.30兆円
185日揮HD(1963)1.29兆円
186三菱マテリアル(5711)1.28兆円
187AGC(5201)1.27兆円
188東京海上HD(8766)1.26兆円
189大阪ガス(9532)1.25兆円
190神戸製鋼所(5406)1.24兆円
191マツキヨココカラ&カンパニー(3088)1.23兆円
192野村不動産ホールディングス(3231)1.22兆円
193住友重機械工業(6302)1.21兆円
194日東紡績(3110)1.20兆円
195エムスリー(2413)1.19兆円
196MonotaRO(3064)1.18兆円
197いよぎんホールディングス(5830)1.17兆円
198SGホールディングス(9143)1.16兆円
199神戸物産(3038)1.15兆円
200NIPPON EXPRESSホールディングス(9147)1.00兆円

82社を「セクター別×代表チャート」で整理してみる

銘柄数が増える1~2兆円は、順位順に眺めるだけだと情報量が多く難しいです。そこで本記事では、投資家目線で理解しやすいように「セクター別」に整理し、各セクターは代表で2社をピックアップし月足チャート(株探参照)で紹介していきます。(2026.3.27現在の株価)

半導体・電機・精密(AI投資・設備投資サイクル)

半導体・電機・精密。このセクターを動かすのは、AI投資や設備投資サイクル、半導体需給、為替といった要素です。地合いが良い局面では資金が集まりやすい一方、サイクルによる波も大きいので、長期では「どのタイミングで評価が切り上がったのか」を意識してみるのがポイントになります。

まずは代表の2銘柄をチャートともに紹介します。

古川電気興業(5801)|1.99兆円

古河電気工業(5801)

価格は30,000円台とお高め。2026年に入ってからは特にすさまじい上昇を見せています。

KOKUSAI ELECTRIC(6525)|1.58兆円

KOKUSAI ELECTRIC(6525)

株価は5,300円台。波はありますが将来的には右肩上がりのチャートを描くのでしょうか。

その他銘柄

その他の半導体・電機・精密の銘柄はご覧の通りです。

企業名コード時価総額
横河電機68411.66兆円
日本特殊陶業53341.57兆円
ミネベアミツミ64791.39兆円
島津製作所77011.28兆円
東京応化工業41861.17兆円
オムロン66451.14兆円
ローム69631.13兆円

産業機械・重工・設備投資(設備投資・政策)

産業機械・重工・設備投資。このセクターは、設備投資・公共投資・省エネ投資・為替などの影響を受けやすいゾーンです。景気の波に左右されやすい一方で、政策テーマが乗ると評価がガラッと変わることもあります。月足で見ると、停滞期と再評価の切り替わりが比較的わかりやすくなっています。

代表的な2銘柄を見ていきます。

マキタ(6586)|1.67兆円

マキタ(6586)

株価は5,200円。ジグザグとよこよこのレンジ相場のような形が続いています。

日立建機(6305)|1.48兆円

日立建機(6305)

株価は5,500円ほど。長い間ヨコヨコが続いていましたが2026年には強い上昇がうかがえます。

その他銘柄

その他の産業機械・重工・設備投資の銘柄はご覧の通りです。

企業名コード時価総額
安川電機65061.41兆円
住友重機械工業63021.22兆円

自動車・自動車部品(為替・世界販売)

自動車・自動車部品は、為替や世界販売、EV・HV戦略、サプライチェーンに左右されやすいセクターです。ニュースで動きやすい反面、長期では「企業体力の差」がしっかり出やすいのも特徴です。月足で見ると、どの局面で評価が変わったのかを見ることができます。

代表的な2銘柄を紹介します。

日産自動車(7201)|1.58兆円

日産自動車(7201)

株価は340円台。長期チャートは右肩下がり。これを割安と見るか終わりと見るか。

シマノ(7309)|1.5兆円

シマノ(7309)

株価は16,000円。長期で見るとかなり低い位置に株価はあります。ここから反転できるかどうか。

その他銘柄

その他の自動車・自動車部品の銘柄はご覧の通りです。

企業名コード時価総額
ヤマハ発動機72721.26兆円
いすゞ自動車72021.37兆円
マツダ72611.58兆円

金融(保険・リース・銀行・証券)

金融は、金利・信用コスト・資本政策・株主還元がダイレクトに効きやすいセクターです。金利局面の変化で評価が動きやすく、還元姿勢が株価に反映されやすいのも特徴です。月足で見ると、再評価のタイミングが比較的はっきり出ます。

代表的な2銘柄を紹介します。

横浜フィナンシャルグループ(7186)|1.89兆円

横浜フィナンシャルグループ(7186)

株価は1,400円台。他銀行株同様近年は強い右肩上がりのチャートをしています。

かんぽ生命保険(7181)|1.87兆円

かんぽ生命保険(7181)

株価は4,900円台。こちらもヨコヨコが続いていましたが、2025年から強い上昇が見て取れます。

その他銘柄

その他の金融の銘柄はご覧の通りです。

企業名コード時価総額
千葉銀行83311.82兆円
しずおかフィナンシャルグループ58311.76兆円
信金中央金庫84211.62兆円
めぶきフィナンシャルグループ71671.29兆円
ふくおかフィナンシャルグループ83541.28兆円
楽天銀行58381.17兆円
京都フィナンシャルグループ58441.06兆円
いよぎんホールディングス58301.17兆円
東京センチュリー84391.52兆円

商社(資源×為替×還元)

商社は、資源価格・為替・還元・投資案件など、複数の要素が絡むセクターです。近年は還元と資本配分が評価の中心になりやすく、地合いが悪い局面でも意外と強い動きをすることがあります。10兆組や2~10兆組(別記事)と合わせてみると、商社全体がより見えてきます。

このセクターは1社のみでしたのでそちらを紹介します。

双日(2768)|1.55兆円

双日(2768)

株価は6,400円台。長期でも右肩上がり、近年さらに強い上昇を見せる商社株のひとつです。

医薬・ヘルスケア(パイプライン・特許)

医薬は、パイプライン・特許・為替・M&Aなどで評価が変わりやすいセクターです。ディフェンシブ寄りに見られつつも、銘柄ごとの個性が強く、長期で見ると「戻る銘柄/戻らない銘柄」の差も出やすいです。

代表的な2銘柄を紹介します。

オリンパス(7733)|1.7兆円

オリンパス(7733)

株価は1,500円台。2022年頃までは右肩上がりでしたが最近はジグザグしながら弱い動きをしています。

エーザイ(4523)|1.5兆円

エーザイ(4523)

株価は4,900円。医薬品株の特徴ともいえる長いヒゲを付けるチャートが目につきます。またググンと上昇を見せるときは来るのか。

その他銘柄

その他の医薬・ヘルスケアの銘柄はご覧の通りです。

企業名コード時価総額
協和キリン41511.48兆円
小野薬品工業45281.31兆円
エムスリー24131.2兆円

内需・消費(小売・食品・日用品)

内需・消費は、国内消費・価格転嫁・インフレ・出店戦略といった要素が効きやすいセクターです。景気の影響は受けつつも、強い企業は長期で差が出やすいゾーンでもあります。

代表的な2銘柄を紹介します。

ニトリホールディングス(9843)|1.79兆円

ニトリホールディングス(9843)

株価は2,600円台。ヨコヨコのレンジチャートで今は底値付近と見ることもできそうです。

ゼンショーホールディングス(7550)|1.57兆円

ゼンショーホールディングス(7550)

株価は9,600円。価格は高めですがチャートはきれいな右肩上がり。

メディア・エンタメ(IP・海外展開・サブスク)

メディア・エンタメは、IPの強さで評価が変わりやすいです。ヒット周期の波を月足で把握しておくと分かりやすいです。

代表的な2銘柄を紹介します。

カプコン(9697)|1.79兆円

カプコン(9697)

株価は3,400円。チャートはきれいな右肩上がりですが、ここ最近は下落基調。押し目で拾えるか注目してもよさそう。

東宝(9602)|1.45兆円

東宝(9602)

株価は1,600円台。こちらは2025年に大きく伸び、最近は押し目なのか下落なのかといった形。

その他銘柄

その他の内需・消費の銘柄はご覧の通りです。

企業名コード時価総額
サンリオ81361.4兆円

エネルギー・素材(資源価格・市況)

エネルギー・素材は、資源価格・為替・政策・景気の影響が大きいセクターです。市況の波がある分、”旬”がはっきり出やすい一方、長期ではどこで評価が切り上がったのかを確認しておくと、見え方が変わります。

代表的な2銘柄を紹介します。

出光興産(5019)|1.91兆円

出光興産(5019)

株価は1,500円台。2023年頃からは右肩上がり、昨年からはさらに一段上を目指す形をしています。

三菱ケミカルグループ(4188)|1.7兆円

三菱ケミカルグループ(4188)

株価は900円台。ジグザグとレンジのチャートをしています。長期チャートで見ると今は高値圏。

その他銘柄

その他のエネルギー・素材の銘柄はご覧の通りです。

企業名コード時価総額
大日本印刷79121.7兆円
TOPPANホールディングス79111.66兆円
JFEホールディングス54111.38兆円
AGC52011.27兆円
積水化学工業42041.35兆円
横浜ゴム51011.31兆円
日本碍子53331.31兆円
東レ34021.58兆円
住友化学40051.49兆円
三井化学41831.41兆円
コスモエネルギーHD50211.39兆円
三井金属57061.34兆円
三菱ガス化学41821.33兆円
大和工業54441.55兆円
神戸製鋼所54061.24兆円
三菱マテリアル57111.28兆円
東京製鐵54231.31兆円
日東紡績31101.22兆円

インフラ(鉄道・電力・ガス・郵政)

インフラは、人流(インバウンド)・コスト・金利などが効きやすいセクターです。ディフェンシブ寄りに見られつつ、局面で強弱も出ます。

代表的な2銘柄を紹介します。

中部電力(9502)|1.97兆円

中部電力(9502)

株価は2,600円台。2023年ごろからは一度押し目は作ったものの右肩上がりのチャートをしています。

西日本旅客鉄道(9021)|1.44兆円

西日本旅客鉄道(9021)

株価は3,200円。コロナショックで大打撃、その後はヨコヨコの展開。

その他銘柄

その他のインフラの銘柄はご覧の通りです。

企業名コード時価総額
東京電力ホールディングス95011.66兆円
西武ホールディングス90241.49兆円
東急90051.23兆円
阪急阪神ホールディングス90421.12兆円

運輸・物流(海運)

海運は、運賃市況・需給・配当・還元が株価に効きやすいセクターです。市況で振れやすい一方、波がはっきりしているので、長期チャートで山と谷を把握しておくと整理しやすいです。

代表的な2銘柄を紹介します。

ANAホールディングス(9202)|1.63兆円

ANAホールディングス(9202)

株価は2,900円台。こちらもコロナショックから少しは回復しましたがまだ好調とは言えないチャートの形。

川崎汽船(9107)|1.6兆円

川崎汽船(9107)

株価は2,700円台。長期チャートはきれいな右肩上がり、分割を繰り返しながら上昇しています。

その他銘柄

その他の運輸・物流の銘柄はご覧の通りです。

企業名コード時価総額
日本航空92011.41兆円
ヤマトHD90641.44兆円
SGホールディングス91431.16兆円
NIPPON EXPRESSホールディングス91471兆円

不動産・建設(再開発・金利)

不動産・建設は、金利・再開発・オフィス・住宅需給の影響が強いセクターです。金利局面で評価が変わりやすく、レンジ相場からの再評価が起きやすいのも特徴です。

代表的な2銘柄を紹介します。

ヒューリック(3003)|1.59兆円

ヒューリック(3003)

株価は1,800円台。こちらもきれいな右肩上がり、配当も優待もあって個人投資家が狙っている銘柄の一つでもあります。

オープンハウスグループ(3288)|1.38兆円

オープンハウスグループ(3288)

株価は10,000円台。長期チャートはきれいな右肩上がり。値嵩株ではありますがきれいなチャートをしています。

その他銘柄

その他の不動産・建設の銘柄はご覧の通りです。

企業名コード時価総額
きんでん19441.67兆円
関電工19421.37兆円
大東建託18781.23兆円
東急不動産ホールディングス32891.12兆円
野村不動産ホールディングス32311.22兆円
住友林業19111.35兆円
TOTO53321.11兆円

IT・サービス(ネット・システム・ソフト)

IT・サービスは、IT投資・DX需要・景気・人件費などが評価に効きやすいセクターです。成長期待が乗りやすい一方、評価が剥がれると調整も大きくなりがちです。

代表的な2銘柄を紹介します。

光通信(9435)|1.89兆円

光通信(9435)

株価は41,000円。株価がだいぶ高めですがチャートはきれいにじわじわと上昇を続けています。

楽天グループ(4755)|1.76兆円

楽天グループ(4755)

株価は700円台。チャートはきれいな形とは言えず、ジグザグとした形を形成しています。きれいな右肩上がりになる日は訪れるのか。

その他銘柄

その他のIT・サービスの銘柄はご覧の通りです。

企業名コード時価総額
大塚商会47681.66兆円
日本オラクル47161.25兆円
MonotaRO30641.18兆円

まとめ

ここまで、時価総額1~2兆円の主力銘柄をセクター別に整理してきました。最後までお読みいただきありがとうございます。

10兆円以上が日本株の核、2~10兆円が主力セクターの地図だとすると、1~2兆円は候補が一気に増えるゾーンです。主力の次点や、テーマ次第で評価が切り替わる銘柄が増えるため、比較のしがいがあります。

まだ10兆円の記事や2~10兆円の記事を読んでいない方は、上から順番に押さえると全体像がさらにクリアになります。※本記事は特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

10兆円記事から書き始め3本記事がそろった。次回はまとめ記事でも更新しよう。

ではまた。

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